WordPressの本 | ただ屋ぁのブログ

WordPressからWebサイト作成を始めようとする人のバイブルと言っていい本です。ぼくの知る限り、大型書店では3年以上前からよく目にします。

いまでは4版を重ねているので、そこからも長い間支持されていることが分かります。IT技術の書籍としてはロングセラーと言えます。

初級編・入門編の本をほかにも探しましたが、結局この1冊になってしまいました。それだけの良書です。

安心してください。4版からWordPressの最新バージョン5に対応しました。

（安村ではないです。ちなみに。）

（あくまで初級編・入門編としての良書です。それ以上の人には物足りなさがあります。）

WordPressでのWebサイト開発というよりは、WordPressを使ったWebサイトの全体的な運用を身につけるための本です。

WordPressの基礎知識、管理画面の基本機能の使い方（カスタム投稿タイプ・フィールド・タクソノミーなど）、管理画面のカスタマイズ方法、SEO対策など、まんべんなく広い範囲で学べます。

WordPressで使う頻度が高い部分に焦点を当てているところもよいです。サイト構築の手順もあるので、Webサイト立ち上げ時にも役に立ちます。

かんたんなPHPプログラムも学べますし、セキュリティ・サイト高速化対応などもあります。

Webデザイナーが実用レベルで使いこなせるようになると謳っていますが、Webデザイナーでなくてもかまいません。WordPressの開発から運用まで、一通り使いたい人におすすめです。

WordPress以外のWebサイトページから、WordPressテーマを作成する方法があるのもいいです。（サイトのWordPress移行作業。）

WordPress最新バージョン5に対応しています。

WordPressで標準機能に慣れてくると、自分でカスタマイズしたくなります。そんな人のためのカスタム・レシピ集です。

『自分でプラグインや高機能テーマのようなものを作りたい』という人におすすめです。

ガチのカスタマイズをするというより、そこに行きたいけど踏み出せない人のきっかけ作りの1冊です。

（もしくは、軽いカスタムは自分でしたい人。）

結局は面倒になって、プラグインを入れることになってもそれはそれで構いません。

そんな高いレベルはいらないけど一通り自分でやるための1冊です。

自営者の方など、なんでも自分でやらなきゃいけない人におすすめ。

入り口にポイントを絞って一通りやってみようという趣旨なので、すぐに本棚で眠ることになる可能性あり。

逆を言えば、そこにエネルギーを注入しているとも言えます。

WordPressの『脱・初心者』のもっとも高いハードルに、『PHPプログラムに手を出せるか』があります。ここであきらめる人も多いでしょう。

プログラミングは入り口で挫折する人が多いです。かくいう若かりし頃のぼくは、プログラミングを覚えるのに1年以上かかりました。

もともと向いていなかったこともありますが、一番の原因は『結果が分かりずらい』ことにありました。

WordPressは、プログラミングの入り口としてかなりやさしいほうです。ちょっとPHPプログラムを修正すると『Webページという目に見える結果』を表示できる環境がすでに出来上がっているので。

またこの本は、WordPress独自のよく使われる実践的なPHPプログラムについての解説があります。

これは意外と便利。プログラマーから見るとWordPressのPHPプログラムは『異端児』です。異端児のクセに慣れないといけません。

そういう意味で、『WordPressの高度な自由なカスタマイズ』ができて『PHPプログラムが覚えられる』、一挙両得の本です。

ただし、あくまでプログラミングの入り口です。これがPHPプログラムのすべてではありませんし『脱・自称プログラマー』ができるわけでもありません。