都民ファースト内でメディア規制をかけたときから失望していた小池都知事の会派運営。
ここに来て、不透明なエグイ集金システムの話がボロボロと出てくることを見ると、自分の入れた一票の責任を感じ反省しています。その懺悔です。
メディア規制をする自殺行為
都民ファーストが新人ばかりで、ボロが出るからということかもしれませんが、メディア規制をする理由が分かりません。
都議選で当選した人達は、新人だろうが、他党からの鞍替えだろうが、基本的にはお山の大将で、個人事業主です。
彼らは、それぞれの選挙区で信任を得て当選して、そのために活動に必要な資金が税金から投入されています。彼らは一人一人意見を持っているはずで、当然それはメディアなどを通して有権者に活動の報告をする必要があります。
都民ファーストはその重要な機会を奪いました。これは民主主義の根幹を揺るがす出来事です。看過できません。
希望の党でも若狭議員に「TVにでるな!!」といった情報が出てきました。小池都知事自身なのか側近の体質なのか分かりませんが、とにかく民主主義、自由主義とは何かを中学生よりも分かっていない人たちの集団と言っていいでしょう。
都民ファースト、希望の党の集金システムは裏社会かと思ってしまう
小池都知事の意向かどうかわかりませんが、都民ファースト、希望の党のお金の集め方は共通しています。それはその集金方法があまりにもエグイということです。法には触れてはいないのでしょうが、やっていることは表の世界の人間のすることではありません。
都民ファーストの会では、政務活動費15万円、党費6万円を毎月支払う義務があり、また、パーティー券を売るノルマまであるという事実は衝撃でした。しかも何に使うのかの説明はないということは言語道断です。
党費6万円は理解できますが、政務活動費を党が徴収する意味が分かりません。さっきも言ったように、議員は個人事業主ですから、政務活動費は各議員の活動に使うべきです。パーティー券も個人で集めるものでしょう?それを党が集金するとは… これって、裏社会の上納金と何が違うの?
希望の党の公認候補を立てる経緯もエグイです。立候補しそうな人に電話をかけて「〇〇万円用意できますか?」が開口一番という情報が出ています。
お金ありきで、その人の人物像、政治信条は二の次です。民進党議員に対する扱いはもっとひどいです。誓約書みたいなものを書かせて、そこには金額は未定の状態で希望の党に上納する項目もあります。これって、「俺の組の傘下に入るなら金持ってこい!!」ってことですよね?
民進党の前原代表はお金だけを吸い取られてしまった形です。「希望の党」ではなく、「希望組」に名前を変えたら?
希望の党を立ち上げたことも条件付きで支持していた
希望の党にはいろいろな看過できないことが盛りだくさんですが、それでも僕は希望の党に1票投じることにしようと思っていました。小池都知事が都知事を辞めて衆院選に立候補したとしても支持するつもりでした。
それは希望の党が、安倍自民党を打倒すべく一大野党を作ると思っていたからです。しかし、希望の党はそれとは逆のことをやってしまいました。憲法改正と、安保法制を踏み絵にして多くの民進党の議員を排除するという暴挙です。
これでは、安倍総理よりもっとひどい排他主義です。こんな党に日本の未来は託せません。日本は多種多様な意見を許容するお国柄です。そのお国柄をないがしろにする保守って何を保守するのでしょうか?アメリカの属国になることを保守するのですか?急進的な分、安倍総理より怖いです。
小池都知事の目指しているのは金正恩
都民ファースト、希望の党を見ていると、自由主義社会の人間のすることとは思えません。
発言の自由を制限し、使途不明なお金を集金してどのような活動をするというのでしょうか?その姿は北朝鮮の金正恩そのものです。しまいには、反対意見の人間を人知れず殺しそうな勢いです。
彼らの言う希望は、小池都知事と一部の側近だけが得をするための希望なのでしょう。都民、国民にとっていいことは何一つありません。
2016年の都知事選で1票を投じた僕だからこそ言い切ります。今回の衆院選で希望の党に入れることはありません。僕は自由主義社会の人間ですから、自由主義社会の根源である思想信条の自由、発言する自由を捨てて独裁者に1票を入れることは絶対にありません。
今回の選挙には投票することはないでしょう。あるとしたら、自民党が首班指名で安倍晋三を指名しないと言えば自民党に入れます。元々自民党自体が悪いのではなく、安倍総理とその周辺がおかしいのですから。
それに、自民党には希望の党と違って幅広い政治信条を持った人が多数います。安倍総理さえ退陣すれば自由闊達な議論が自民党内に戻ります。これこそが民主主義の本来の姿でしょう。
今回の選挙で自民党が確実に勝てるウルトラCは安倍内閣の退陣だと思うのですが、そう思うのは僕だけでしょうか?
もうひとつ
皇室の存続危機に対する党の考えを選挙の争点にしようという声が、どの党からもメディアからも全く聞こえてきません。近い将来日本から天皇がいなくなるという状態なのにです。
日本の将来を決める政権選択の選挙ならば、立憲君主国というシステムが崩壊するという、これこそ国難というものだと思うのですが、これに対する意見を表明するのは当然でしょう?
もしかして、ほとんどすべての日本人は、共和制に移行したほうがいいと思っているのでしょうか?議論もせずに、皇室が自然消滅するのを待っているのでしょうか?
こんな薄情な奴らしかいないのに投票に行く気になれません。天皇制を止める決断もできず、存続させるための議論をすることすら避ける人たちの誰かが政権をとったとして、何の政治決断ができるというのでしょう。
いっそ今上天皇を最後の天皇にしませんか?僕の中ではほぼ確定しつつある、『日本人=薄情な奴ら』の象徴になっていただくという道理はもうないと思います。