もうすぐ日本から天皇がいなくなる

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連載
日本から天皇がいなくなる日 Vol.1

いま、日本の皇室は存続の危機にあります。このままだと、30年後に皇室は、秋篠宮の長男である悠仁親王(ひさひと)たった一人になってしまいます。

このままでは確実に日本から天皇がいなくなります。昨今の、女性宮家創設、男系か? 女系か? の議論を理解するためにも、天皇とは何かを考えます。

天皇がいなくなる日は想像以上に近い

いま、令和の新天皇になられる皇太子殿下をのぞくと、天皇になれる人はひとりしかいません。

30年後の皇室は、秋篠宮の長男・悠仁親王(ひさひと)たったひとりになってしまいます。

あまり言いたくありませんが、皇室の方々に不幸がつづけば、10年以内に悠仁親王がひとりぼっちになることもありえます。

どうして? と思うかもしれませんが、悠仁親王の次に若い男性皇族は、父親の秋篠宮殿下です。殿下は2019年現在53才です。30年後は83才です。

上皇陛下は85才で退位され、今上陛下は59才で即位されました。

30年後に秋篠宮殿下が表舞台から去っていることは十分ありえます。悠仁親王が一人ぼっちになることがいちばん現実的です。

もうすぐ皇室は悠仁親王だけになる。

女性皇族は、皇族を離れることが決まっている

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愛子さま、眞子さま、佳子さま、そのほか女性皇族がいるじゃないか?

と思いませんか?

しかし、いまの法律(皇室典範)では、女性皇族は結婚すると皇室をはなれることになっています。

女性は結婚すると相手の人の家に入るので、皇室からはなれなければなりません。

そこでいま、女性宮家を創設して結婚をしても皇室に残ってもらおうというはなしがあります。

皇室典範(こうしつてんぱん)

明治22年、大日本帝国憲法と同時につくられた皇室のルールを定めた典範。

憲法の下の法律ではなく、憲法と同格のものとしてつくられた。

これを典憲体制(てんけんたいせい)という。

1947年(昭和22)、日本国憲法の発布にあわせて、いち法律として格下げされる。

明治の典範は国会・内閣に典範を改正する権限はなく皇族がもっていた。

戦後、いち法律になったことで国会と内閣に改正する権限が移る。皇族会議はあるが最終決定権は皇族にない。

皇位継承についても皇族はタッチできないので、自分の家について意見は言えるが何もできないという問題点がある。

女性宮家、女性天皇か?それとも旧宮家家系の皇籍取得か?

しかし、女性宮家創設さらには女性天皇即位にまで強硬に反対する人々がいます。”保守”と呼ばれる人たちです。

彼らが反対するのは、日本の歴史上、女性宮家を創設したことがないからです。

幕末にひとつだけあったようですが、女性当主は生涯独身でした。

今回の女性宮家の創設は、女性当主が独身でいるとつくる意味がないので参考になりません。

次世代の皇族を増やすために女性宮家をつくるので。

そして、女性天皇の即位にも反対するのは、日本の歴史上、女性天皇に皇族以外からお婿さんを迎えたことがないからです。

その理由は”伝統の破壊”です。過去に例がないものが皇室で起きることにおびえています。

そこで彼らは、いまの危機をどのように対処しようとしているのでしょうか?

彼らがやっていることは

なにもしない

不思議に思うでしょう?

保守といえば、だれよりも天皇を大事に思う人たちです。にもかかわらず、彼らはダンマリを決め込んでいます。

『保守』と書いて『ヤカラ』とよむ

そこに彼らの思惑があります。

女性皇族の未婚の方はすべて結婚適齢期です。あと10年もすれば、すべて民間に下ることになってもおかしくありません。

彼らはそれを待っています。こんな不敬、失礼極まりないヤカラはいるでしょうか?これがいまの日本の”保守”の正体です。

もっとヒドいのは、反論されて、論破されて、すでに破たんしていることをいまだに叫びつづけています。10年以上まえから何も変わっていない意見を。

ヤカラの常とう手段です。とりあえずわめき散らせばはなしが進みませんから。

そのあいだに女性皇族は結婚されて皇室をはなれます。

じっさい、いまのA・S総理は

意見が割れて答えを出すのに時間がかかるから慎重にしなければならない。

といって、女性宮家創設の検討を白紙に戻しました。

国会の壇上でも同じことを言っていたので、総理大臣としての意思なのでしょう。

時間つぶしが。

ね?ぼくがヤカラ呼ばわりする意味が分かると思います。

慎重にしなければならない

という政治家はすべてヤカラです。

意外と多いです。かなしいかな野党にも。

彼らは次に何をしようとしているのか?それは、1947年に臣籍降下した旧皇族の家系の人物を皇室に送り込もうとしています。

臣籍降下(しんせきこうか)

皇族が下のりること。

皇族が民間人になって皇室から離れること。

奈良時代は罰として行われ、反省して許されると皇族に戻ることもあった。

一見すると、昔皇族だった家系の人々を皇族にするという考えは問題ないと思えます。

ただそう思うところが『問題』です。この旧皇族家系の皇籍取得は、日本の歴史上一度もないからです。

彼らは、いまの皇族は女性というだけで皇室からはなれさせ、男性というだけで、いまの天皇とは赤の他人と呼べるくらい血縁がはなれた人たちを皇族にしようとしています。

これが彼らのいう『伝統』です。

こんなこと放置していいのか?

日本国民はこれで良いのでしょうか?

いま目の前にいる女性皇族たちよりも、だれも見たことのない何者かもわからない『一般国民』を日本の皇族として尊敬できるのでしょうか?

皇位継承問題の一番の問題は、この『何者か分からない一般国民男性』が皇族になるように進んでいることです。

先送りできるような余裕はありません。1日でも早くこの問題だけで国会を開会して結論を出してもらいたいくらいです。それぐらい事の重大さは切迫しています。

しかし、私たち日本国民のほとんどは、皇位継承問題の本質を知る基本的な知識がありません。

皇位継承問題をベストなかたちで解決するには

  • 皇室とは何か?
  • 現在の皇位継承問題の議論の本質はどこにあるのか?

を知る必要があります。次回よりくわしく書いていきます。

皇位継承問題について何もしないことで、日本国民全員が、女性皇族よりも誰も見たことのない『一般国民』が皇族にふさわしいという意見に賛成していることになっている。

天皇の男系・女系・双系の違い。本人の性別は関係ない!
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天皇・皇室の本
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『天皇について基本的なことを知りたい』『過去の天皇の人物像を知りたい』という人におすすめの本を選びました。

内容がかんたんで頭に入りやすく、でも内容が薄いわけではありません。むしろ濃いくらいです。

日本人なら知っていてほしい天皇・皇室の基礎知識だけでなく、外国の人に説明できるくらいの知識が身につきます。

文章が苦手な人にはマンガ本もあります。


天皇の本10選

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