CSS3では、フレックスで配置を変える方法がたった数行でできるようになりました。
そのほかにもいろいろなことができます。今回は、フレックスで配置されたアイテムの表示順を変える方法です。
2018/12現在、ほぼすべてのブラウザで対応しているので心配ありません。わかりやすく手順を追って解説します。
order アイテムの順序を変える
初期値 | 0 |
アイテムで指定します。
orderプロパティは番号順に並びます。整数であればマイナス値も指定できます。
(小数値は指定できません。)
初期値は0なので、マイナス値はorderプロパティが未指定のアイテムの前に配置されます。
サンプルを見てみましょう。
まずは、HTMLから。
ソースコードサンプルのボックスにタップやマウスを合わせると、右上にコピーボタンが出ます。
慣れないうちは、とりあえずコピー&ペーストで、自分で動かすところから始めると良いです。
このまま実行しても分かりづらいので、CSSも加えます。
CSSで、番号順に並ぶようにorderで指定します。
HTMLの結果を順序変更の前と後の2つを出力します。
並び替えができていることが分かります。かんたんですね?
もうひとつ、orderの値が同じものはHTMLの書き順です。同じ数字のグループをつくってグループごとに分けることもできます。
例えばこんな感じです。
CSSは新たにクラスを追加します。HTMLはアイテムのクラスを変更します。
HTML結果です。
まとめ
フレックスを使ってアイテムの表示順序を変える方法をご紹介しました。
Webサイトを作る分には、あまり使い道はないかもしれません。おそらく、HTMLを修正するほうが早いこともあるでしょう。
ただ今のWebの技術は、生のHTMLを書くことが減ってきています。HTMLは自動出力されます。
このようなことから、自動出力で修正部分が上書きされるので、HTMLを修正するのはやめたほうがいいです。
CSSでサクッと修正するほうがよいです。
フレックスのすごいところはこれだけではありません。まだまだほかにもあります。
ただ、今回の目的が『フレックスのアイテム順序を変えよう』なので、ほかのことは省略しました。
ここで説明すると長くなるのでとりあえずここまでにします。