ツイート
シェア
LINEで送る
B! はてぶでブックマーク
Pocketでブックマーク
RSSフィード

Google AdSense, 関連コンテンツは広告だけになるって。

キーボードとマウス

2021年11月24日、マイ AdSense ページのお知らせとメールで、関連コンテンツユニットは広告だけの表示になり、Multiplex広告へと変更するという予告が来ました。

自サイトの他コンテンツを紹介するものとしては使えなくなります。今後どのような修正が必要なのかの話です。

2022 年 3 月 1 日より、関連コンテンツ ユニットには広告だけが表示されるようになり、名称も「Multiplex 広告」に変わります。

届いた通知より

受信したメールのど頭に書いてある文言です。まだ終了まで時間がありますが、そもそも関連コンテンツユニットは、自サイトの関連コンテンツへの誘導を目的にしているので、すべてが広告になってしまうと意味がありません。

『関連記事』とタイトルを付けてそうじゃないっておかしいですからね?

広告がクリックされやすいからという目的の人はそのままでもいいかもしれません。ただし、タイトルは変更しましょう。ウソになります。

なぜ関連コンテンツユニットは終了するのか?

アドセンスの言っていることをかいつまむと、まず関連コンテンツは使用者が減っていたらしい。

個人的な感覚では『そうなの?』と思ってしまいますが、あれだけマーケティング力のあるGoogle様ですから、そうなんでしょう。

もうひとつは、ぜんぶ広告にしたテストをした結果、ユーザーのフィードバックとパフォーマンスが良い結果をもたらしたそう。

気づいた人はどれくらいいたのか分かりませんが、SNSやブログなどのサイト上では『ぜんぶ広告になっちゃってるんだけど?』という声がありました。

自分は気づきませんでしたが、内々にテストして進めてたらしい。

分かってたけど、このやり方はちょっと...。

このテスト方法はちょっと気持ちのいいものではありません。

自サイトの関連コンテンツとして使っていた人は、一時的とはいえ、全く機能していないことになるので。

『Multiplex 広告を新しく作ります。ぜひお試しください。』という風にしてほしかったな。

まぁ、こういうことがあるのを分かった上で使ってる立場としては、これ以上何も言いようがありません。

嫌なら使うなよって話ですから。

広告効果を最大限発揮するための施策なのでお金の面では嬉しい話ですが、コンテンツの性格、目的が変わってしまうのはちょっと面倒。

アドセンスを使ってたら何度か通ってきた道なので慣れちゃいましたが。

アドセンスを使ってると今後もこういう変更はありますよ、ということは覚えておいたほうがいいでしょう。

たんに広告ユニットの終了なんてこともあって、挿入コードの変更作業が発生することもある。

今回はそれが無いだけでもマシ。

対応策1。消す。

ここからは、じゃあどうすればいいんだという話をしていきましょう。一番手っ取り早いのは関連コンテンツの広告を外すことです。

自サイトの関連コンテンツとして使っていた人には一番かんたんな解決策。

関連コンテンツは、自サイトの情報やいくつかの広告を作る手前、サイトのパフォーマンスを悪くする原因のひとつと言われていました。

削除したところで目に見えるほどのパフォーマンス向上は見込めませんが、少ないながらもサイトが軽くなるはずです。

ただ、もっと自サイトのコンテンツを見てほしい何かの施策は必要になるかもしれません。

対応策2。関連コンテンツを自作する。

あまり内容を変えたくないのであれば、関連コンテンツを自作することです。そのリストの間にアドセンス広告を挿入すれば、変更前とのちがいはあまりないでしょう。

ありがたいことにアドセンスにはインフィード広告という、前後と馴染むようにデザインされた広告ユニットがあります。

これを使うのもひとつの手です。

ちなみにボクは、関連コンテンツが使えるようになるまで『なんちゃって関連コンテンツ』を自作していました。

関連コンテンツユニットを3年ぐらい使ってきたので、昔のコードが残っているのかすら分からず、探すところから始めないといけませんが、それを復活させるのが現実的かな、と思ってます。

Gitでソース管理してるのであるとは思いますが。

対応策3。そのまま使う。

関連コンテンツはMultiplex 広告へと変わりますが、挿入コードに変更はありません。そのままにしておくと、2022年3月1日からぜんぶ広告になったものが表示されるようになります。

ただ、PC用はとくに、多くの広告が並びます。

もともと関連コンテンツの挿入コードは表示するコンテンツの数を調整できます。コードに変更は無いですが、数を少なめにする修正は必要かもしれません。

現時点では同じように数の調整ができますよ、というアナウンスはありませんが、このまま何もなければできるんじゃないかと思います。

確定ではないので、これから出てくる情報は逃さないようにしてください。

そのまま多くの広告を出すという結論もありだと思います。サイトのバランスが許容できるのなら。

対応策4。他のサービスを使う。

Googleアドセンス以外のサービスを使うという手もあります。ただこれは、広告収入をメインにしている人にしかおすすめしません。

このようなサービスは、JavaScriptをHTMLに実装しないといけません。そうなるとサイトパフォーマンスに影響します。

Googleアドセンスは、サイトの反応の遅さの一番の原因と言っていいほどパフォーマンスに悪影響を及ぼします。

それと同じことをもうひとつ増やすのは得策ではありません。

アフィリエイトでも同じようにJavaScriptを使うものがありますが、ボクはそれが嫌で使うアフィリエイトサービスの数を減らしました。

『サイトのパフォーマンスよりも収益第一』の人にはありだと思います。

ただ、競合他社との共存は許さないサービスもあります。Googleアドセンスと共存できるものを探してください。アカウントを停止されたら元も子もないですよ?

今後どうなっていく?

さて今後ですが、現時点で分かっていることだけをかんたんに説明します。

まず、マイ AdSense の広告ユニットから関連コンテンツが削除され、新しくMultiplex広告が追加されます。

作成済みの広告ユニットはMultiplex 広告へと変わるので、広告ユニット名の変更が必要になる人もいるでしょう。さっきも言ったように挿入コードは変わりません。

次に、Multiplex 広告は利用資格制限がありません。アドセンスアカウントを持っている人すべてが利用可能です。

また、あと3ヶ月もあるので今すぐやらないといけないことはありません。ゆっくりと自分はどうするのか検討してから決めましょう。

『なんちゃって関連コンテンツ』の自作を考えている人は、情報収集を早めに始めたほうがいいでしょう。関連コンテンツの終了1ヶ月前くらいから、多くの自作の情報が出回ると思います。

WordPressなどはプラグインが出てくるかもしれないですよ?

モチベーションを上げるものがひとつ減った?

関連コンテンツは、Googleが内々に審査して合格している人にしか使えない広告ユニットでした。関連コンテンツが使えるようになったときはちょっと優越感と達成感を感じたりもしていた。

それが無くなるのはちょっとさみしい気もします。アカウントの審査を通った次のステップみたいなところもあったので。

前の投稿
Google Adsense, 挿入コードが変わった。scriptにURLパラメータと属性追加。
Googleが変更したリンクのnofollow属性。ugc, sponsoredへの対応。
次の投稿
コメントを残す

*