duコマンドはディレクトリの使用サイズを調べます。単位を変える、配下のディレクトリごとのサイズを表示する、総量を表示する、などできます。
ディレクトリ・ファイルのリストとそれぞれのサイズや合計サイズを表示するので見やすく、使い方もかんたん。今回はよく使うものをご紹介します。
option | オプション。 省略可。 |
dir_name | サイズを出すディレクトリ名。 省略するとカレントディレクトリ。 |
サイズの単位を指定
duコマンドはオプションを指定しないとサイズの単位はKbyteです。見づらくてしょうがありません。
これを見やすくするオプションが用意されています。
オプション | |
---|---|
-h | 人間の見やすい単位に自動調整。 (K, M, G) |
-m | Mbyte |
-k | Kbyte 単位オプションなしと同じ。 |
-b | byte |
これが一番いいです。単位が表示されるので見やすい。ほかのオプションは単位が表示されません。
特定の単位を指定すると四捨五入で整数値になります。大まかに見る分にはいいですが、細かく見るのには向いていない。
(64Kと1Mではぜんぜんちがう。)
総量(合計)を表示
総量や合計サイズを表示するオプションです。
オプション | |
---|---|
-c | 合計を表示 |
-s | 合計だけ表示 |
もともとカレントディレクトリは "." に、パラメータでディレクトリを指定したらそのサイズが出るので、慣れると使いません。
とりあえずディレクトリの総量だけを知りたければ、"-s" オプションで十分です。
ディレクトリの階層を指定
ディレクトリ階層が多いとき、ディレクトリが大量に表示されてうっとうしいです。そういうときはディレクトリの階層を指定できます。"-d" オプションを使います。
オプションの後ろに整数を入れますが、半角スペースで空けてもOK。
個人開発ではあまりしませんが、企業開発の見積もりでソースボリュームを見るときなどに使えます。
特定のディレクトリやファイルを除外
特定のディレクトリやファイルを除外してサイズ計算もできます。
アスタリスク(*)を使ってパターン指定も可。
PHPファイル、Pythonファイルとaaaディレクトリを除外しました。
--excludeはひとつのパターンしか指定できません。複数指定するときは、--exlucdeを複数個指定します。
またハイフン(-)が2個あるオプションは一番最後に指定します。
ファイルサイズも調べる
ディレクトリだけでなくファイルのサイズも調べられます。"-a" オプションを使います。
もちろんですが、オプションの複数指定もできます。
サンプルはあるwebアプリのプロジェクトからcssとjsファイルのサイズを表示します。
今回はよく使うものだけを紹介しました。duコマンドの詳細はmanコマンドで確認してください。