3分でわかる。IPv6ってなんだ?

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Q&A

最近、プロバイダが『IPv6対応』って推してますよね?

でもIPv6ってなんだ? なにがいいんだ? と思うでしょう。

むずかしいことはなしで解説します。

IPv6は最新のIPアドレス

インターネットはIPアドレスという住所をお互いにもつことで通信します。

通信するためには相手方の居場所が必要ということですね?

192.168.11.110

のような数字を見たことがあるでしょう。これがIPアドレスです。

いまよく見るIPアドレスはIPv4というプロトコルです。プロトコルは規約、ここでは通信の方法のルールのことです。

IPアドレスは日々進化しています。IPv6はいま一番あたらしいIPアドレスのかたちです。

『v6』はバージョン6です。

no image person
バージョン5はどこへ行った?

は気にしないでください。ITの世界ではよくバージョン飛ばしがあるので。

IPv6はネットワーク技術者の間では、2002年ぐらいにはすでに導入に関して話題になっていたので、最新というほどでもありません。

プロバイダも2010年代前半には対応しているところもありましたし。

広く一般的になって『最近よく聞くな』と感じたのはここ2014年前後ぐらいです。

IPv6は使える数がほぼ無制限

IPv4、いまよく見るIPアドレスのかたちは

192.168.11.110

です。32ビットであらわし、約43億個のIPアドレスが使えます。

ただIPv4では枯渇問題が起きています。もう使える余力がないんですね?

そこでIPv6が生まれました。

IPv6は

fe80:10:88ea:1b42:84c2:ba73:100:20

のようなかたちになり、128ビットであらわします。

32ビットの4倍だから使える個数も4倍?になりそうですがそうはなりません。

くわしい計算はおいといて、

約340澗個

(澗(かん)は京の10万倍)

のIPアドレスが使えます。

もう意味が分かりません。ほぼ無限大です。

IPv4232 = 約43億
IPv62128 = 約430澗

〇〇乗のところが4倍になるのでとんでもなく数字が大きくなります。

単純に4倍にならないのはこのためです。

IPv6は通信がはやい?

プロバイダの『IPv6対応』では通信がはやいと言われてますね?

通信がはやくなる理由はいろいろあるのですが、かんたんにいうと

  • IPv6のプロトコルがシンプル。
  • IPv4の枯渇に対応したいろいろな技術を使わなくて済む。
  • IPv6を使っている人が少ないので混線しづらい。

です。

IPv6は、IPv4のプロトコルを見直していらないものは削り、シンプルな構成にしました。

また、IPv4はIPアドレスの数に限界があったので、少ないIPアドレスを使いまわす技術がいろいろあります。

NATNAPTといわれるものです。

ここではくわしい説明はしませんが、IPv6ではこれらを使う必要がありません。

使える数がほぼ無限大なので。

IPv6はシンプルになっているのでルーターなどの機器の負荷が小さくなっています。

だから通信速度がはやくなっています。

IPv6がはやいというのは絶対じゃないことに注意。

そもそもIPv6は、IPv4より通信速度を速くすることを目的でバージョンアップしていません。

どちらかといえば、IPアドレスの枯渇問題のためといっていいです。

プロトコルの構成を見直した結果、はやくなったというところでしょう。

個人的には、IPv4をやめてIPv6を使っている人が多くないのがはやい理由だと思っています。

おそらく、みんながIPv6を使いだしたら落ち着くと思います。

いまは、スカスカの高速道路を少数の人たちがビュンビュン走りまくっている状態です。

NATやNAPTはセキュリティが優れているところがあるので、IPv6でいらないということはありません。

ただ、IPの枯渇に気をつける必要はないので、使う目的は変わります。

IPv6はセキュリティが向上?

IPv6はプロトコルをシンプルにしただけではありません。新機能も追加しています。

そのひとつが、IPSecの標準化です。

IPSecは、インターネットの通信の暗号化技術です。かんたんにいうと、IPパケットという通信データを暗号化します。

http -> https

(SSL)

ftp -> sftp

(SSH)

などの暗号化技術がありますが、似たようなものだと思ってください。くわしくはちがいますがイメージする分には十分です。

IPv4ではオプションとしてつけることができましたがIPv6では標準になりました。

IPv4のセキュリティ対応などの反省から、IPv6には最初からIPSecなど反映させました。

セキュリティが向上したというより、セキュリティを向上させるための土壌を最初から用意したという感じです。

まぁ、土壌がしっかりしているからセキュリティが向上しやすいという意味ではセキュアになっていると言えなくもないですが。

まとめ

モノのインターネット(IoT, Internet of Things)という言葉をこれでもかってほど耳にします。

これは、家電や車など、身の回りにある製品すべてをインターネットにつなごうということです。

もうそんな時代になっています。

IoTにはIPv6は欠かせない技術です。これから(もうすでになっている?)、爆発的にIPアドレスを使う量が増えます。

そんななか、あえてIPv6を使わないという選択肢はありません。すでに使う環境があるなら使った方がいいです。

(よっぽどIPv6で不都合がないかぎり)

IPv6を使うには、

  • プロバイダ
  • ルーター

が対応していなければいけません。

両方対応していないと使えないので確認しましょう。

Wi-fiルーターを使っている人は、光回線のモデム一体型ルーターとWi-fiルーターの2台とも対応しないといけないです。

モデム一体型ルーターは、光回線を契約したときにレンタルされるやつです。

あとはPC、スマホなどが対応していなければいけませんが、いまの端末は古いものを使わないかぎり対応しています。

ドコモのスマホは、2017年夏以降のものは出荷時にIPv6が使える状態です。2015年夏以降のものは自分で設定変更しなければなりません。

ドコモ・au・ソフトバンクの3社は同じ時期に対応を始めています。

格安スマホは大手3社よりも対応が遅れてます。

くわしいことは、『携帯会社名 スマホの機種名 IPv6』で検索するとわかるでしょう。

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