PHPで結果を出力するときに改行を "\n" で書いたりしますが、もうやめましょう。
"\n" には、ちょっと細かい、めんどうなところが隠されていて注意が必要です。改行を表すPHP_EOLという定義済み定数を使えば気にしなくていいので簡単です。
PHP_EOLの使い方
PHP_EOLは"\n"と同じ意味の定義済み定数です。
かんたんなサンプルプログラムを実行してみましょう。
<?php
echo "aaa" . PHP_EOL;
echo "bbb" . PHP_EOL . PHP_EOL;
echo "ccc" . PHP_EOL;
結果です。
aaa
bbb
ccc
改行できてます。PHP_EOLを2個つづけると1行空けることもできます。
PHP 5.0.2以降で使えます。
\n のめんどうなところ
\n はシングルクォーテーションで使えません。
クォーテーションは文字列をかこむものですが、PHPではシングルクォーテーションとダブルクォーテーションではちがいます。
シングルクォーテーションはエスケープシーケンスが使えないので、'\n'も使えません。