学校の授業や仕事で、情報処理、コンピュータの基礎知識が必要になる機会が多くなりました。そこで最初につまずくのが、2進数、16進数という数の数え方。
これ、小学校で習ってから息をするようにやっていることを『論理的に意識』していないからです。小学1年生に戻るとすぐに分かります。
なぜ、2進数、16進数が頭に入ってこないのか?
使える数字は0と1の2つだけ。
2x の値から桁が上がる。(2xは桁の位)
これ2進数のすべてなんですが、すんなり頭に入ってくる人はここから先読まなくていいです。
使える数字は0~9の10個の数字とa, b, c, d, e, f の6つのアルファベット(16個)
16x の値から桁が上がる。(16xは桁の位)。
これは16進数のすべてなんですが、ピンとこない人は小学1年で習う数値の書き方を忘れてしまっています。
(正確には当たり前すぎて、人に説明できるほどの理屈を考えていない。)
それならこれはどうでしょう。みなさんは小学校に入ってすぐ習う、0から100まで数値を書けますか?
『バカにしてんのか?』と言わないでください。これが10進数。それをこう表現したらどうなるでしょう。
使える数字は0~9の10個の数字。
10x の値から桁が上がる。(10xは桁の位)。
一瞬、『ん?』ってなりませんか? もしくは普通に数値を書くよりも考えるでしょう。でもこの説明が一番シンプルだし、数の数え方のメカニズムをよく表しています。
内容を見ても、2進数・16進数と数字のあるところが変わってるだけですよね?
〇〇進数とは何かを考えよう
さっきの2進数、16進数、10進数の説明をまとめるとこうなります。
〇〇進数は〇〇個の記号を使って数値を表現する。
値が〇〇のx乗になると桁があがる。
xは0から始まり+1していく。
位は〇〇0, 〇〇1, 〇〇2, 〇〇3, ...になる。
おそらく2進数と16進数がすんなり入ってこない人はここでつまずくはずです。理由は小学校に入ってまず習うことを忘れてしまっているから。
0から100まで書けるんだから絶対に身についています。でもそのメカニズムを分解して説明できないだけ。
それを解消すれば2進数や16進数、なんならすべての〇〇進数のことが分かります。そのためにはピカピカの1年生に戻るのが一番手っ取り早い。
こんなかんたんなものはありません。だって、息をするように10進数はできるんだもん。
- P1 なぜ、2進数、16進数が頭に入ってこないのか?
- P2 【10進数】小学1年生になったつもりで復習しよう!
- P3 【2進数】囚われの10を2に変えるだけ。
- P4 【16進数】2進数を人間に見やすくしたショートカット
- P5 2進数, 10進数, 16進数の呼び方
- P6 おまけ。8進数
- P7 おまけ2。12進数