WordPressで開発していると、WordPress Codex 日本語版は欠かせないドキュメントでしょう。しかし、今後は積極的な更新は行わないそうです。
代替サイトはWordPress.org公式の日本語サイト。
ただ困ったことに、開発に必要なリファレンスドキュメントはありません。
WordPressの日本人開発者にとって欠かせないサイトに WordPress Codex 日本語版があります。
これを見たことないWP開発者はいないでしょ? っていうくらいのもので、以前はWordPressの公式ユーザーマニュアルだった WordPress Codex の日本語サイト。
(本家はWordPress.orgサイトのデベロッパーズへ移行済み。)
関数やクラスはもちろんのこと、WPでは必須のアクションフック・フィルターフックのドキュメントで右に出るものはありません。
(日本語では。あとWP非公式だがWordPress 私的マニュアルというサイトも秀逸。)
そんな WordPress Codex 日本語版なんですが、2021年の夏頃(に気づいた)からあるメッセージが表示されるようになりました。
当サイト、Codex 日本語版は今後積極的な更新は行わない予定です。後継となる新ユーザーマニュアルは、https://ja.wordpress.org/support/ にあります。
万が一、当サイトで重大な問題を発見した際などは、フォーラムや WordSlack #docs チャンネルでお知らせください。
WordPress Codex 日本語版
https://ja.wordpress.org はWordPrressの公式日本語版サイトです。WordPressのソースコードのダウンロードでお世話になってるところ。
ここに移行していくという意味。
WordPressの本家(英語)はすでに Codex から WordPress.orgへ移行済み。
(じつはかなり前からCodexは廃止されていた。)
Codex 日本語版もそれに合わせて ja.wordpress.org へ移行していく。
WordPress.org日本語版はリファレンスがない
WordPress.org日本語版は、数年前まで本家サイト(英語)と比べ極端に情報が少なかったんですが、近年、内容が近づいています。
翻訳チーム、コミュニティが活発になったみたい。
WordPressの立ち上げやテーマ・プラグイン作成などのカスタマイズ、バックアップ方法など、サイト運営に必要なドキュメントは用意されています。
WordPress Codex 日本語版のメッセージで言っている https://ja.wordpress.org/support/ へ行くとそのページが表示される。
しかし、関数やクラス、フックのリファレンスはありません。
日本語版サイトのフッターメニュー(最下部)に『開発者の方へ』というリンクはあるんですが、リンク先が本家サイト(英語)のデベロッパー用ページへジャンプします。
まだそこまではサイトの翻訳が追いついていません。
リファレンスは本家(英語)サイトで我慢しよう
現状、WordPress.orgの日本語サイトは、運用者寄りの情報ばかりで開発者にとっては足りないところが多いです。
本家サイト(英語)を唯一の正規ドキュメントだと割り切りましょう。
そもそも、WordPress Codex 日本語版サイトを利用していても、最終的に公式サイトで確認していたはずです。
(WordPress Codex 日本語版は、以前から最新情報を保証していない。)
とはいっても、英語ページで確認しなくても不都合があまりなかったのも事実。
ただこれからはどんどん古い情報になっていきます。その警告のためのメッセージなので。
サイトの日本語翻訳を待つより英語に慣れたほうが速い
移行先サイトのデベロッパーページの充実を期待するのを待ってもいいですが、おそらく相当時間がかかります。それくらいのボリュームなので。
待ってるくらいなら英語のドキュメントに慣れるほうが速いです。中学レベルの英語でも読めるし翻訳サイト・アプリで十分理解できるので。
(翻訳はDeepLがおすすめ。サイトでもできるしアプリのインストールも可。)