WordPressにはwpコマンドがあります。管理画面でするようなことをコマンド入力でできます。
でも、wpコマンドが使えないことがあり、ボクは4回起きました。ただ使い方をまちがっていただけですが。
シェルコマンドと同じように使っているとすぐエラーになってしまいます。
上級者向けですが内容はとてもかんたんです。
wpコマンドは正確にはwp-cliモジュールです。WordPressをコマンドラインから操作するもの。(黒い画面でごちょごちょ入力するタイプです。)
WordPressの管理画面でできることはwpコマンドでもできます。さらにテスト環境構築やデータベースの操作など、直接アプリに影響がでるようなこともできます。
WordPressの上級者向け管理ツールですね?
ただし、WordPressの標準ツールではありません。開発プロジェクトもWordPressからは独立しています。
もちろんWordPressをインストールしてもwp-cliモジュールはありません。自分でインストールする必要があります。
KUSANAGIを使ってWordPressをインストールする場合は、wp-cliもインストールされます。
KUSANAGIは、ウェブサイト公開に必要なアプリをまとめて管理するツールです。そのツールの中にwp-cliモジュールも含まれています。
説明は長くなってしまったのでこのくらいにして、wpコマンドはよくこのようなエラーが起きます。
wp core check-update
Error: This does not seem to be a WordPress install. Pass --path=`path/to/wordpress` or run `wp core download`.
???なんで??? WordPressあるんだけど???
と何度も思うエラーです。
このエラーは、wpコマンドがWordPressのインストールパスを認識できないために起きます。
wp-coreのダウンロードは必要はありません。wp-coreはWordPressのコア・モジュールなのでWordPressの中に入ってます。
解決策は二つ。
- WordPressのインストールディレクトリでコマンドを実行する。
- wpコマンドでオプションの--path="/xxx/xxx/DocumentRoot"を指定する
のどちらかです。
cd /home/kusanagi/sample/DocumentRoot
wp core check-update
WordPressのインストール先ならどの階層でも実行できます。プラグインのディレクトリでもいいし、テーマファイルのディレクトリでもいいです。
wp core check-update --path="/home/kusanagi/sample/DocumentRoot"