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WordPress5.8, Internet Explorer 11(IE11)はサポートしない

wordpress image
イラストダウンロードサイト【イラストAC】
の画像をもとに加工しています。

WordPressは5.8からInternet Explorer 11をサポートしなくなりました。IE11はMicrosoftの古いブラウザで、MSでもEdgeを使うようにアナウンスされてます。

情報自体はたいしたことないですが注意が必要なことも。

ICTへの追加投資を渋る環境では面倒なことも

日本では、ICTの初期投資にドーンとお金をかけて、保守・メンテ、改修に消極的なところが多いです。

とくに、機能が変わらないときのソフトウェアのアップデートを渋ることが多い。そういうところでは、WordPress5.8がIE11の動作報奨をしないという話は死活問題です。

このような環境では、すでにレガシーになっているソフトウェアを使い続けてるため、今、主流になっているものに変えるだけでも大変です。

エンジニア目線で言えば、小刻みに投資してくれれば累計のコストは少なくて済んだのにと思いますが、後の祭り。

これを機に『IEは使えば使うほど余計な改修が多くなってコストがかかりますよ?』と言って、レガシーを一掃する口実にするのもありかも。

採用されるかは分かりませんが。そもそも話が分かる人だったらレガシーを使い続ける非合理なことはしてないはずなので。

IE11の現状

IE11は7年以上前にリリースされたMicrosoftのブラウザです。

ブラウザはGoogleやApple、Mozillaなど、有名どころを中心に共通仕様に向けて活動しているんですが、MSは独自路線を行っていました。

Chrome, Safari, Firefoxで動くCSSやJavaScriptがInternet Explorerだけ動かず、独自のコードを用意しないといけない。IEは開発者目線から見てうっとうしい存在。

IEだけのために作業するのは生産性がないから。

それがやっとEdgeというIEの後継ブラウザが出たことで解消されてます。

Edgeの中身はChrome

EdgeのブラウザエンジンはchrominumなのでChromeと同じです。

MSはブラウザの基幹機能の開発を辞めました。Windows 10では、IEの起動アイコンは探さないと分からないところへ隠しています。(デフォルトブラウザがEdgeになった。)

このような経緯からMSもEdgeへの移行を促しています。またEdgeには、IE固有のコードが動くモードも用意されています。

ただ個人的には、これも辞めてほしいかな。開発者がIE用のコードを書くってことでしょ?

移行猶予で残しているということは理解できますが、それを使い続ける人がいると、あとあと開発者の意味のない苦労が増えるのが目に見えてツラい。

IE11サポート終了でWordPressは具体的にどうなる?

WordPress5.8以降はIE11を使ってテストを行いません。よって動作は保証されません。

また、一部のコア・ソースコードのビルドツールからIE11が除外されます。ということは、IE11ではバグが出る可能性が高い。

(おそらくwebpackの@babelの設定からIE11を外すことを言っている。)

今のWordPressはブロックエディタが主流になっていて、それはJavaScriptで実装されているので、管理画面は使えないと思ったほうがいいでしょう。

また、CSSもIE11をサポートしないので、ページのデザインが崩れることも想定されます。

まだ、ブロックエディタ以外の部分はIE11固有のコードが残っています。これらを特定し必要なら削除することになるんですが、それはWordPress5.9以降に始まります。また、残したときの保守は手動で行われます。

テーマの影響は少ない

デフォルトテーマに変更はありません。元々、IEに影響されるコードが無いようなので。また、サードパーティ製のテーマでも影響は少ないそう。

元々テーマでは独自のブラウザポリシーがあり、それはWordPress Coreの影響を受けないようになっているから。

プラグインはバージョンの整合性に注意しましょう。WP5.8に合わせてIEのサポートを終了させるものが出てくるかもしれません。

IEで動かしてみて、ブラウザのコンソールを見れば分かるはずです。

前の投稿
WordPress5.8, PHP8の対応について。ここにきて記述を復活。

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