WordPress5.3から、wp_die()で出力するメッセージの幅が広がりました。
これまでは段落(<p>)で括られていたので1行のメッセージしか作れませんでしたが、それが<div>に置き換わったので、けっこうな種類のHTMLタグが使えます。
(大体のタグが使えるので使えないものを気にする必要はない。)
開発者向けの話です。テーマ・プラグインを作っている人は要チェック。
WP5.2までのメッセージ出力
これまでのwp_die()で出力するメッセージは<p></p>でくくられてました。
wp_die( 'This is an error message.' );
result
<p>This is an error message.</p>
段落でくくるので使えるTHMLタグが制限されます。見出し(h2など)すら使えません。
無理やり入れても表示されますが、HTML構文エラーになってサイト評価に影響します。
WP5.3からのメッセージ出力
これからのwp_die()の出力メッセージは<div></div>でくくられます。
wp_die( '<h1>You need a higher level of permission.</h1><p>Sorry, you are not allowed to manage terms in this taxonomy.</p>' );
result
<div class="wp-die-message">
<h1>You need a higher level of permission.</h1>
<p>Sorry, you are not allowed to manage terms in this taxonomy.</p>
</div>
メッセージの幅が広がるし、'wp-die-message'クラスで独自のスタイルも設定できます。