CentOSのOSシステム時刻の初期値はUTC(イギリス・ロンドン)です。これを日本時刻に変更します。
タイムゾーン(timezone)の設定を変更して行います。かんたんです。数秒で終わります。
(最初に設定するとほぼ使うことはなく忘れるので備忘録。)
対象OS | バージョン |
---|---|
CentOS | 7.7.1908 |
rootユーザーで作業します。まず、現在の時刻を見てましょう。
timedatectl
Local time: Tue 2020-01-21 11:12:55 UTC
Universal time: Tue 2020-01-21 11:12:55 UTC
RTC time: Tue 2020-01-21 11:10:56
Time zone: UTC (UTC, +0000)
NTP enabled: yes
NTP synchronized: yes
RTC in local TZ: no
DST active: n/a
Local timeがUniversal timeと同じです。これはイギリス・ロンドンの時間なので9時間遅れてます。このLocal timeを日本時刻に変更します。
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
timedatectl
Local time: Tue 2020-01-21 20:20:02 JST
Universal time: Tue 2020-01-21 11:20:02 UTC
RTC time: Tue 2020-01-21 11:18:03
Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
NTP enabled: yes
NTP synchronized: yes
RTC in local TZ: no
DST active: n/a
おなじみのコマンドで確認してみましょう。
date
Tue Jan 21 20:21:30 JST 2020
変更できました。
Local timeがシステムの現地時刻を表す。
変更はタイムゾーンの設定で行う。
UTC(協定世界時)
Coordinated Universal Time
イギリス・ロンドンのグリニッジを基準にしたグリニッジ標準時(GMT)から発展させた世界の標準時。
(グリニッジは経度の基準でもある。経度0。)
通信分野などUTCとGMTは同じものとして扱うこともある。
ロンドンと日本の時差は9時間で、日本標準時は『+0900 (JST)』と書く。
(日本はロンドンより9時間早い。)
RHEL7公式ドキュメント