ログやキャッシュファイルなど、Gitに登録する必要のないファイルを除外する.gitignoreファイルの指定方法です。
実際はいろいろな指定がありますが、とりあえずこれだけ覚えておけばいいというものをピックアップしました。
こういうものは基本だけを知ってれば事足りることが多いです。足りない部分はその都度学べばいい。
記述方法
対象 | 記述方法 |
---|---|
任意のファイルタイプ(拡張子)の除外 | *.log |
すべての階層ディレクトリに存在するdir_nameのディレクトリ | dir_name |
パターンマッチ
パターン | 意味 |
---|---|
* | 0個以上の文字列(/以外) |
** | 0個以上のファイル、ディレクトリ(/含む) |
すべての階層ディレクトリに対して、まとめて除外するものだけを選びました。
とりあえずこれだけ覚えておけばよいでしょう。あとは細かい設定になるので必要になったら覚えていけばよいです。
パターン(**)の使い方を説明します。
ディレクトリ構成は次のようになっているとします。
dir1
|- dir2
| |- dir5
| |- dir8
|
|- dir3
| |- dir6
| |- dir8
|
|- dir4
| |- dir7
| |- dir8
**/dir5 を指定すると、dir5 と同じ結果になります。同じ名前のディレクトリが存在して、その中の一部だけを除外したい場合
\*\*/dir2/\*\*/dir8
このように指定すると、dir2配下のdir8だけが除外されます。後ろにファイル名のパターンを追加して、特定のファイルだけの除外もできます。