早くも、WordPress5.0.3、3回目のマイナーアップデートが公開されました。今回のアップデートの内容をかんたんにサクッと解説します。2分ぐらいで済みます。
(過去のマイナーアップデート情報も残します。)
WordPressのアップデート方法
WordPressのアップデート方法はかんたんです。
ダッシュボード -> 更新
でアップデートページを表示します。
マルチサイトのときは、サイトネットワークの管理の
ダッシュボード -> 更新です。
これが表示されたら迷わず押してしまいますよね?
でも待ってください。本当はこんな感じで表示されます。
日本語表示のWordPressは、『ja』の色つきボタンを使います。
最初から日本語で気づいてないかもしれませんが、これは本家ではなく日本語版WordPressを使っています。
最初のキャプチャの更新ボタンは本家WordPressのものです。これだと管理画面がすべて英語表示になるので注意しましょう。
日本語版WordPressの更新ボタンは1~2日遅れで表示されます。ゆっくりと落ち着いてまちましょう。
本家でアップデートしてもあとで日本語版で再インストールすれば直ります。
くわしくはこちらに書きました。
バージョン 5.0.2
5.0.2のアップデートの内容です。
- 新しく導入されたブロックの改良
- 標準テーマのバグ修正
- 国際化(翻訳)機能のバグ修正
まずは、ブロックのバグ修正から。
WordPress5.0から、コンポーネントの基本構成は『ブロック』で、中身はJavaScriptのプラグインです。
今回、エディタで使うブロックは、14のパフォーマンス強化と31のバグ修正をしました。
バグ修正が多いので、アップデートしたほうが良いです。
次に、標準テーマのバグ修正です。標準テーマのほとんどが対象です。
標準テーマを使っている人はあまりいないと思いますが、使っているならアップデートしましょう。
対象テーマ
- Twenty Ten
- Twenty Eleven
- Twenty Twelve
- Twenty Thirteen
- Twenty Fourteen
- Twenty Fifteen
- Twenty Sixteen
- Twenty Seventeen
- Twenty Nineteen
最新のテーマ(Twenty Nineteen)に新しい機能が追加されたりするので、テーマ作成の参考資料としてアップデートするのもありです。
最後に、翻訳ファイル読み込みの不具合が3件修正されています。なかなか翻訳が上手くいかないときはアップデートしましょう。
バージョン 5.0.3
5.0.3のアップデートの内容です。
- デフォルトテーマのバグ修正
- フロックエディタの微修正
- ブロックの修正
- パフォーマンス強化
今回は、37のバグ修正と7つのパフォーマンスの向上などのメンテナンスリリースです。
デフォルトテーマ(Twenty ***)が修正されています。
また、ブロック作成で使うJavaScriptのパッケージが21個も修正され、主要なパッケージは軒並みアップデートされています。
テーマ・プラグイン開発でブロックを使う人は、npmコマンド(yarn)で自分の開発環境のパッケージをアップデートしましょう。
アップデートの内容は、細かいバグ修正がメインなので早めにアップデートしたほうが良いです。
まとめ
マイナーアップデートは、新機能追加ではありません。
バグ修正やパフォーマンス向上が対象なので、アップデートによる不具合が起きることはないでしょう。
(ただし、『絶対』はないので、不具合が起きたときの準備・心構えは必要です。)
あと、日本語版のWordPressをインストールしているときは、***_jaが公開されるのが若干おそいです。
WordPressの更新画面は、通常版と日本語版をまちがえやすいです。先に通常版のアップデート情報が表示されるので、日本語版が出てくるまで待ちましょう。