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武士と豪族のちがい
武士と豪族のちがいはほとんどなく同じです。豪族のほうが意味が変わっていきました。
古代の豪族は天皇を助ける地方を治める有力者たち。そしてそれらの多くは律令制度で役人になりました。そして平安中期に軍事専門の役人が武士と呼ばれる集団になります。
豪族は武士ほど大きな組織はもっていないけど、地方でそれなりの軍事力をもった集団を指すようになりました。
(例えば海賊とかは海戦を得意とする豪族。)
武士はもともと名門氏族だった人たちが地方に土着して軍事力をもった集団、豪族はさらに地域密着の小規模の軍事力をもった集団とも言えます。
豪族と武士は同じで、豪族の中から武士と呼ばれるグループができたとイメージするほうが分かりやすい。
古代 古墳 | 古代 飛鳥・奈良 | 平安 初期 | 平安 中期 | どうなった? |
---|---|---|---|---|
豪族 | 軍事担当の役人。 | 軍事担当の役人 が地方に集中。 | 地方バトルの勝者。 名門氏族が多い。 | 武士 |
豪族 | 軍事担当の役人。 役人になれない 戦闘集団。 (海賊とか) | 軍事担当の役人 が地方に集中。 役人になれない 戦闘集団。 | 地方バトルの敗者。 役人になれない 戦闘集団。 | 豪族 |
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国軍を作ろうとしない『平和ボケ』の伝統
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武士の誕生
- P1 武士の祖先・豪族(ごうぞく)
- P2 国軍の放棄。軍事の地方分権
- P3 平氏・源氏の誕生
- P4 武士の誕生
- P5 武士と豪族のちがい
- P6 国軍を作ろうとしない『平和ボケ』の伝統