WordPress5.3で管理メールアドレスの確認機能が追加されました。ただ再通知の間隔が強制的に3日になっていたので、WP5.3.1では設定できるように変更されています。
その方法はWPではおなじみのフィルター・フックです。
再通知の無効化もできます。
WordPress5.3から、管理画面にログインすると、管理者メールアドレスの確認を求められます。
この機能では、『後で再通知』をクリックすると強制的に3日間は画面が出ませんでした。
このインターバルを設定できるようにしたのが5.3.1の修正点です。
再通知のインターバル設定
インターバルの設定はいつものフィルター。
再通知のインターバル設定
add_filter( 'admin_email_remind_interval', function() {
// 1週間後に再通知ボタン表示
return 7 * DAY_IN_SECONDS;
});
設定する値は秒です。定数が用意されているので、それを使いましょう。
定数 | 値 |
---|---|
MINUTE_IN_SECONDS | 分 |
HOUR_IN_SECONDS | 時間 |
DAY_IN_SECONDS | 日 |
WEEK_IN_SECONDS | 週 |
MONTH_IN_SECONDS | 月 |
YEAR_IN_SECONDS | 年 |
サンプル
// 30分
$time = 30 * MINUTE_IN_SECONDS;
// 2時間
$time = 2 * HOUR_IN_SECONDS;
// 3日
$time = 3 * DAY_IN_SECONDS;
// 10週間
$time = 10 * WEEK_IN_SECONDS;
// 半年
$time = 6 * MONTH_IN_SECONDS;
// 5年
$time = 5 * YEAR_IN_SECONDS;
何もしなければ、デフォルトの3日です。
再通知の無効化
ユーザーに、確認の先送りをさせたくないこともあるでしょう。そういうときは、『後で再通知』ボタンを非表示にします。
再通知機能の無効化
add_filter( 'admin_email_remind_interval', '__return_zero' );
(0を返す。)
ちなみに、『正しいメールアドレスです』をクリックすると、デフォルトで半年はこの画面が出ません。
もうすでに押してしまった人は、すぐに設定変更の確認ができないのであしからず。
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