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【第5グループ】73位。35人
いよいよもうひとつの守か? と思うところですが続いてランクインしたのは上国の次官・介です。
中国・下国の位階は2ランクずつ下がるので、大国・上国の介のうほうが上にきちゃいました。
位階 (等級) | 国司 (下国) | 国司 (中国) | 国司 (上国) | 国司 (大国) |
---|---|---|---|---|
従五位上 | 守 | |||
従五位下 | 守 | |||
正六位上 | ||||
正六位下 | 守 | 介 | ||
従六位上 | 介 | |||
従六位下 | 守 |
山城介 (やましろのすけ) | 京都 | 摂津介 (せっつのすけ) | 大阪 兵庫 | 尾張介 (おわりのすけ) | 愛知 | 三河介 (みかわのすけ) | 愛知 | 遠江介 (とおとうみのすけ) | 静岡 |
駿河介 (するがのすけ) | 静岡 | 甲斐介 (かいのすけ) | 山梨 | 相模介 (さがみのすけ) | 神奈川 | 美濃介 (みののすけ) | 岐阜 | 信濃介 (しなののすけ) | 長野 |
下野介 (しもつけのすけ) | 栃木 | 出羽介 (でわのすけ) | 山形 秋田 | 加賀介 (かがのすけ) | 石川 | 越中介 (えっちゅうのすけ) | 富山 | 越後介 (えちごのすけ) | 新潟 |
丹波介 (たんばのすけ) | 京都 兵庫 | 但馬介 (たじまのすけ) | 兵庫 | 因幡介 (いなばのすけ) | 鳥取 | 伯耆介 (ほうきのすけ) | 鳥取 | 出雲介 (いずものすけ) | 島根 |
美作介 (みまさかのすけ) | 岡山 | 備前介 (びぜんのすけ) | 岡山 | 備中介 (びっちゅうのすけ) | 岡山 | 備後介 (びんごのすけ) | 広島 | 安芸介 (あきのすけ) | 広島 |
周防介 (すおうのすけ) | 山口 | 紀伊介 (きいのすけ) | 和歌山 三重 | 阿波介 (あわのすけ) | 徳島 | 讃岐介 (さぬきのすけ) | 香川 | 伊予介 (いよのすけ) | 愛媛 |
豊前介 (ぶぜんのすけ) | 福岡 大分 | 豊後介 (ぶんごのすけ) | 大分 | 筑前介 (ちくぜんのすけ) | 福岡 | 筑後介 (ちくごのすけ) | 福岡 | 肥前介 (ひぜんのすけ) | 佐賀 長崎 |
美濃介 | 紀貫之 (きのつらゆき) | 平安貴族・歌人 |
出羽介 (秋田城介) | 織田信忠 (おだのぶただ) | 織田信長の嫡男。 あとを継いだが本能寺の変で死ぬ。 |
周防介 | 大内義隆 (おおうちよしたか) | 大内氏は代々・周防介、周防権介 を受け継いでいた。 |
讃岐介 | 源頼家 (みなもと の よりいえ) | 第2代・鎌倉幕府将軍。 |
出羽国には秋田城だけのために令外官の国司があった。その国司を秋田城介(あきたじょうのすけ)という。
出羽介が兼任した。
平安時代に廃止され出羽城介(でわじょうのすけ)になり鎌倉時代に復活する。
それからは出羽の雄・安達氏が代々つとめた。
有名人はあまり多くないです。大国の介はそれなりに使われたけど、ひとつランクが落ちただけで介はそこまで名乗りたいもんではないらしい。
ちなみに足利氏と新田氏の祖・源義国(みなもと の よしくに)が加賀介になっていますが、歴史好きにだけ有名なのでこのレベルは記載していません。
調べてみると、古代の早いうちからヤマト王権と繋がりのあるところほど情報が出てくる。北陸や中国・四国など。とくに西日本に多い。
これ以上は歴史家・学者レベルじゃないと無理かもしれない。
『素人の限界!』(千代の富士・風)
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