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古代・中世 - 平安時代

平安時代は、古代の中央集権国家建設から安定期に入り、藤原氏が隆盛した貴族社会です。

古代の日本は中国のコピー国家でした。国造りをパクったと言ってもいいです。

平安時代は、パクり国家・日本が天皇・貴族を中心に『脱・パクり』していった時代でもあります。

第54代 仁明天皇。『承和の変』で藤原一強がはじまる。摂関政治への布石。

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第54代 仁明天皇(にんみょう)は、18年も天皇だったのに存在感がありません。

しょうがないです。藤原一強になるきっかけ『承和の変』が起きるなど、まわりの権力闘争が目立つので。

父の嵯峨上皇が凄すぎてやることがなく、『何をしたか?』よりも『何が起きたか?』がポイントになる天皇。

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第53代 淳和天皇。民間人になりたかった事務次官経験者。唯一、散骨される。

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第53代 淳和天皇(じゅんな)は、民間人になりたいのに却下されて官僚を経験した珍しい人です。

官僚として優秀だったらしく、また相当期待されていたらしく、省の事務次官を歴任しました。

淳和天皇は歴代天皇でひとりだけ、本人の希望で死後に散骨されたこれまた珍しい天皇。

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第52代 嵯峨天皇。平安の基礎を作ったハイスペックな男。兄・平城上皇と大戦寸前の一触即発。

嵯峨天皇 肖像画

第52代 嵯峨天皇(さが)は子どものころから評価が高く、じっさい平安時代の基礎を作ったと言われる優秀な天皇です。

兄・平城上皇が挙兵したところ、素早い判断で坂上田村麻呂にまかせて大戦にならないように鎮めました。

天井知らずの能力を持っているのに調子に乗らないところもGood。

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第51代 平城天皇。悪女のささやきで野心を出して失敗。そのまま平城京で隠居。

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第51代 平城天皇(へいぜい)は、平城太上天皇の変(薬子の変)で有名なのでダラシない、しょうもない天皇と思われがちです。

しかし、ちゃんと仕事もしています。だけにもったいない。

すぐあとに天皇になる弟が『平安時代の基礎を作った』と言われるほど凄すぎたために損してるところもある。

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第50代 桓武天皇。平安時代をスタートさせた改革者。中国が好きすぎて出で立ちが中国風。

桓武天皇 肖像画

第50代 桓武天皇(かんむ)は、平安時代をはじめた天皇です。

政治改革、軍政改革、民の負担軽減など聖帝と言っていいほど仕事をしました。

中国が好きすぎてミーハーになるほどで、母は朝鮮国王の末裔とも言われます。中身も、見た目も、行動も、国際派の天皇。

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摂関政治とは何だったのか? いつ始まったのか? 藤原氏絶頂の素。

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摂関政治は『せっかんせいじ』と読みます。

平安時代に始まり、『政(せっしょう)と白(かんぱく)が中心の政治』という意味。藤原氏が権力を独り占めした政治でもありました。

摂政は古代から元々あって長年使ってなかったのを復活させたもの。関白は平安時代に新しく作ったものです。

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