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最澄と空海。相性最悪の仏教2大スター。日本仏教の礎でも方向性がまるでちがう。

最澄と空海

コンビニの敏腕経営者の最澄。人気ラーメン店の店主の空海

最澄と空海の経営哲学はまったくちがいます。空海は人気ラーメン店のオヤジ。

客が入ってやっていけるようになるまでは、あの手この手でプロモーションしてがんばりますが、経営が安定してくると拡大路線をやめてしまいます。

(天皇がパトロンになったところでパタッと止めた。ただそれまでのプロモーションは凄まじいく効率が良かった。)

でも、拡大を拒否していたわけでもなく、修行して後継者として認めれば暖簾分けしました。若手人気ラーメン店の店主でも、〇〇で修行してましたとか多いですよね? まさしく一子相伝。

一方、最澄はコンビニの敏腕経営者。天台宗と言いますが中身は仏教のなんでも屋で、密教だけでなく、禅(ぜん)や念仏もあります。

交わる要素が見当たらない二人のスター

これが二人が交わらない理由。

空海は仏教の真髄を無視して客に出してることが許せない。一方、最澄は、客は真髄を欲しがっていない、真髄はなくても美味しいものはできるという考え。

空海が密教の真髄の経典を貸さなかったのは、『あんたに真髄を教えても雑に扱うでしょ?』と感じたからでしょう。

どっちが良い悪いというものではありません。ラーメン屋の麺・スープ・具材にこだわったのも美味いけど、コンビニでサッポロ一番塩ラーメン買っちゃうもんね?

サッポロ一番も適当に作ってるわけはなく、そこには真髄があるわけで、同じラーメンといっても実際はジャンルがちがう。

プロでも気づかないハイレベルなところでやりあってた関係じゃないかな? 最澄と空海は。

ただ密教に関しては空海は絶対に譲れないでしょう。本家本流の正当な継承者で、日本だけじゃなく密教そのものを背負ってる身としては。

最澄空海
エリート非エリート
良き指導者名プレイングマネージャー
仏教のなんでも屋。
品数重視。
一点豪華主義。
とことん突き詰める。
数重視なのでバラエティーに
富んだ人材が多い。

独立して成功する弟子が多い。
師匠が弟子に直接指導するので
広がりはない。

秘伝が受け継がれていく。

最澄は東大を出て高級官僚になり、国立総合大学(比叡山延暦寺)の学長になった。

空海は東大に入ったけど中退して、密教の可能性にかけて起業し、国立大学(東寺)の学長を任されながら、日本最大の専門学校(高野山金剛峯寺)を経営した。

密教と顕教(けんぎょう)

仏教には密教に対して顕教という言葉があります。『教』がついてますが特定の宗派ではありません。

密教は師匠から弟子へ伝えるもので一子相伝です。なかなか民衆へは広まりません。

一方、日本には浄土宗や浄土真宗、日蓮宗のように、一般民衆へ広まった仏教もあります。むしろ今では、こっちのほうが有名なくらい。

この民衆に広まる仏教のことを総称して顕教と言います。

顕教は、分かりやすい言葉で学がなくても仏教のことが分かるという特長があります。仏教界の池上彰ですね?

彼はとんでもなく広い分野について分かりやすく説明してくれます。とても勉強になり番組を見るんですが、決して深くは突っ込みません。

顕教は活力がない時代に人気になるものなんでしょう。

池上さんの話がつまらなくなったら日本はハッピーなんじゃないかな? それだけ日常生活に活力があるということだから。

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