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天皇の皇位継承の解決策は既にある。あとは選ぶだけだ!続けるも決断、止めるも決断。

菊花紋章

連載
日本から天皇がいなくなる日 Vol.3

皇位継承問題の解決は2通りしかありません。日本国民に与えられた選択肢は二者択一です。

2018年1月現在、先延ばしできないほど切迫しています。それを先延ばしする安倍自民党は、選択肢が1つになって選べないようにしようしています。

日本国民は、いま判断しなければなりません。そして、選択肢を国民に知らせずに潰そうとする安倍自民党のクズっぷりを知るべきです。

すでに議論は出尽くしている。選択肢は二者択一だ

天皇の皇位継承問題はもう問題ではありません。すでに答えを出すだけの議論は出尽くしています。皇位継承問題は政府が動かないからあるだけで、政府が国民に向かって選択を求めれば解決できます。

その選択肢は2つです。

  • いま皇室にいる女性皇族が結婚をしても皇室に残れるようにする(女性宮家創設)。女性天皇・女系天皇を認める(直系長子継承)
  • 男系男子継承をつづける。(皇室が自然消滅するのを待つ。または旧宮家家系の人間を皇室に入れて、いまの女性皇族は民間に下る

この選択は簡単なようでむずかしいです。女性天皇を認める以外、長い皇室の歴史の中で一度も起きたことがないから。

歴史の中で一度も起きていないこと

  • 一般国民の男子(旧宮家家系の男子)を皇族にすること。
  • 女性皇族が皇室に残って民間のお婿さんを迎えること。
  • 女性皇族とお婿さんのあいだに生まれた子どもが天皇になること。

それでも、日本国民は選択する時期に来ています。むしろ遅いくらいです。

ただ、いまの安倍内閣はそれをしないでしょう。安倍内閣は今上天皇のことをうっとおしい奴だと思っていて、蔑ろにしているからです。

いや、現内閣は今上天皇が大っ嫌いで、天皇の想いは国民にも知らせたくないし、なんならぜんぶ潰してやろうと思っているからです。

今上天皇の望みを叶えることは永遠にありません。

本当は、後継者を選ぶことくらい皇族方にお任せしてもよいと思います。しかし、それには皇室典範を改正しなければなりません。

安部総理は、今上天皇の存在が大きくなると露骨に陛下を蔑ろにするので、絶対に動かないでしょうが。

皇室典範(こうしつてんぱん)

明治22年、大日本帝国憲法と同時につくられた皇室のルールを定めた典範。

憲法の下の法律ではなく、憲法と同格のものとしてつくられた。

これを典憲体制(てんけんたいせい)という。

1947年(昭和22)、日本国憲法の発布にあわせて、いち法律として格下げされる。

明治の典範は国会・内閣に典範を改正する権限はなく皇族がもっていた。

戦後、いち法律になったことで国会と内閣に改正する権限が移る。皇族会議はあるが最終決定権は皇族にない。

皇位継承についても皇族はタッチできないので、自分の家について意見は言えるが何もできないという問題点がある。

皇位継承”問題”は解決しているはずだった

皇位継承問題は、すでに”問題”であるはずはありませんでした。

10年以上も前(2005年)の小泉政権時代に、『皇室典範に関する有識者会議』まで開いて結論を出していたからです。

有識者会議の結論

  • 女系・女性天皇・女性宮家を認めるように政府に求める。
  • 旧宮家復帰案は、国民の理解や支持が得られないなどから、採用することは極めて困難。

この結果は官房長官の記者会見で発表することも決まっていました。

ただこのとき、悠仁親王(ひさひと)が誕生したことで、”問題”はなくなったと錯覚しました。記者会見も数時間前に突如キャンセルされます。

また、このまま錯覚させたいと思っている人たちがいたことで、議論することさえなくなりました。

それからも、宮内庁を通して議論を進めてほしいと政府の側に伝わっていました。しかし、それに答えようとしたのは民主党の野田政権だけ。ほかの政権はやる気を見せませんでした。

その結果、議論して結論が出せたはずなのに一切放置したため、いまの惨状になっています。

皇位継承問題を問題にしたまま放置した犯人

シカトした総理のなかで5年半も総理だった人は安倍晋三です。これはきちんと覚えておきましょう。

記者会見をする予定だった官房長官もまた安倍晋三です。

記者会見のキャンセルは小泉首相は聞かされていなかったと言います。また、記者会見の当日の朝、会見の原稿を安倍晋三の秘書に渡した人が、

   
スーツ男性 普通
記者会見が始まらないので不思議だった。

と証言しています。

このキャンセルは、官房長官の単独の判断で行われたとも言われます。もしこれが事実なら、安倍晋三という人は、公のものを個人の都合で勝手に変更するクセが当時からあったようです。

2005年の有識者会議の結論は、安倍総理(当時は官房長官)を熱狂的に支持する人たちとは真逆でした。

安倍官房長官も支持者にひっぱられているので同じ意見です。

彼らの意見は女系天皇は認めません。女性天皇すら認めません。また安倍総理は、2017年に旧宮家復帰案を捨てていないことを明言しています。

皇位継承問題を”問題”にしているのは、ノイジーマイノリティーと安倍晋三にある

いまの状況は、安倍総理が本来やらなければならない仕事を放置しているから”問題”になっています。

その安倍総理を熱狂的に支持しているのが、男系男子継承にこだわるノイジーマイノリティ。

このノイジーマイノリティは保守と呼ばれる人々です。『ネトウヨ』もそれに入るでしょう。

彼らは破たんした論理をひたすら大きな声で叫ぶことで、あたかも問題があるかのように印象操作してきました。

その行動は、日ごろ日常生活を普通に生きている、ほとんどの日本国民から見ると常軌を逸しています。

憲法改正の裏でもっと大事な選択を潰そうとする安倍自民党

2018年、安倍内閣は憲法改正を前面に押し出して『仕事してるでしょ? 頑張ってるでしょ?』とアピールしてきます。

しかし、本当は憲法改正よりも皇位継承問題の解決が日本国民にとっては大事な選択です。

憲法改正は2018年にしなければならない緊急の課題ではありません。北朝鮮をエサに安倍自民党が2018年に無理やり持ってきているだけです。

(『北朝鮮が怖いでしょ?だから憲法を変えようよ?』と国民を脅しているだけ。)

もうタイムリミットは過ぎている

一方で、皇位継承問題は一日足らずも先延ばしできません。2018年は眞子さまがご結婚されて皇族からはなれることが決まっています。

実はこのご結婚は、天皇の皇位継承問題にとってはかなり痛いことで、いま、天皇陛下の直系子孫で皇族に残っている人は6人しかいません。

  • 皇太子殿下
  • 愛子内親王
  • 秋篠宮殿下
  • 眞子内親王
  • 佳子内親王
  • 悠仁親王

眞子内親王が抜けると5人です。そしてこの5人の中で30年後残っているのは悠仁親王たった1人。

(皇太子殿下、秋篠宮殿下は80才以上の高齢。愛子さま、佳子さまは結婚して皇族にいる可能性は低い)

このヤバさが分からない人はいないでしょう。

だから今すぐ日本国民は選択しなければなりません。眞子さまが皇族をはなれると国民の選択肢がなくなり、旧宮家家系の民間人を外から連れてきて天皇にする以外ないからです。

(眞子さまは民間人で佳子さまは皇族ってややこしくなりますからね?)

むしろ最悪な状況を待っている安倍

安倍自民党はこのヤバい状況をそのまま放置しています。いや積極的に放置しています。安倍総理とそのシンパは旧宮家家系の民間人を皇族に入れることが目的なので。

だから、女性皇族がジャマなんです。早く結婚して出ていって欲しいんです。ある条件を飲まないかぎり。

この条件がきついです。旧皇族家系の人間と結婚するという条件。

そんなことできないですよね? 江戸時代じゃないんだから。

でも、こういうことを言う人がいるんです。

もしかすると安倍自民党は、今上天皇が大っ嫌いなあまり天皇制廃止を望んでいるとさえ感じます。日本最高の権力者の上に最高の権威者がいることがうっとうしくて消してしまえ!と驕っているのでしょう。

どうしてこうも安倍自民党は、国民にとって大事なことを意図的に隠ぺいするのでしょうか?

天皇制を廃止するにしても、日本にとって立憲君主制がいいのか共和制(大統領制)がいいのか公の議論が必要な大事なことでしょう?

憲法改正なんかどうでもよくないですか?天皇がいなくなって日本のトップに大統領を置くかもしれないんですよ?

2018年は憲法改正の前に、皇室典範の改正とそれに関する法律の改正をするように議論すべきです。

2018/04/17

眞子内親王のご結婚は延期になりました。だからといって状況が良くなることはありません。眞子内親王の結婚は関係なく早く結論を出すべきでしょう。もうすでにタイムリミットは過ぎているのだから 。

2018/07/17

高円宮家の三女 絢子さま(あやこ。27)が、2018/10/29にご結婚され、皇室から離れることになりました。

これで、次世代の皇室メンバーは8 -> 7人になります。そのうち、愛子さまを除く5人の女性はすでにいつ結婚してもいい年齢です。

この5人には眞子さまも含まれます。

本当にこのままでいいの? とくに安倍内閣を支持する人たち! そしてシカトしてる日本国民!

皇室消滅のカウントダウンもそろそろ終わりますよ!

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天皇・皇室の本

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『天皇について基本的なことを知りたい』『過去の天皇の人物像を知りたい』という人におすすめの本を選びました。

内容がかんたんで頭に入りやすく、でも内容が薄いわけではありません。むしろ濃いくらいです。

日本人なら知っていてほしい天皇・皇室の基礎知識だけでなく、外国の人に説明できるくらいの知識が身につきます。

文章が苦手な人にはマンガ本もあります。

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