第84代 順徳天皇 親父に巻き込まれて島流しの刑を食らった男

他言語サイト
us us
  • -

    シェア
  • ---

    LINEで送る
  • -

    はてなブックマーク
    ブックマーク
  • -

    pocket
  • -

    rss
順徳天皇肖像画

歴代天皇 - 内外と権力闘争に明け暮れた天皇たち(院政の時代) -

順徳天皇(じゅんとく)は、部下の部下から島流しの刑を食らった数少ない珍しい天皇です。

父親の後鳥羽上皇の政治闘争に巻き込まれる形で失脚したため最も不幸な天皇とも言えます。

また、天皇の在位中から上皇になっても、京都にいるときは後鳥羽上皇が健在だったため、自らの力で政治を取り仕切るということはありませんでした。

中世 鎌倉時代

  • 皇居
  • 平安宮
    (へいあんのみや)
  • 生没年
  • 1197年9月10日 ~ 1242年9月12日
    建久8 ~ 仁治3
    46才
  • 在位
  • 1210年11月25日 ~ 1221年4月20日
    承元4 ~ 承久3
    12年
  • 名前
  • 守成
    (もりなり / もりひら)
  • 別名
  • 佐渡院
  • 藤原立子
    (ふじわら りっし / りゅうし)

    東一条院
    九条良経の娘
    (くじょう よしつね)

戦(承久の乱)に備えて天皇を退位する

先代で兄の土御門天皇は、政治に深く関わりたがらない人で、性格も温和でした。

鎌倉と対立していた後鳥羽上皇はそれが不満でした。そこで後鳥羽上皇は、性格が活発でエネルギッシュな守成親王と皇位を交代させます。

太上天皇(だじょうてんのう)

退位した天皇のこと。

上皇(じょうこう)

太上天皇の短縮した言い方。

太上法皇(だじょうほうおう)

出家した上皇のこと。たんに法皇という。

院(いん)

上皇の住まい。そこから上皇・法皇のことを『○○院』と呼ぶ。

詳しくは『太上天皇とは何か?』

順徳天皇はこうして即位します。順徳天皇は、父親の後鳥羽上皇院政で天皇になったので、自分の意志で政治を行うことはできませんでした。

ここで父親の政治闘争に巻き込まれます。父親の後鳥羽上皇は、仲が悪くなっていた鎌倉幕府の北条氏を討伐することを決意します。

鎌倉幕府の将軍家と仲が悪くなっていないところがポイントです。この時点ですでに鎌倉幕府の将軍は武士ではなく、京都から派遣された公家が養子として鎌倉に迎えられていました。

結局、鎌倉幕府の滅亡まで、歴代将軍は公家や親王など貴族や皇族の人が鎌倉へ派遣されることになります。鎌倉幕府の将軍は、朝廷と鎌倉武士の仲介者のポジションに変わっていて、武士の棟梁ではなくなっていました。

くわしくは『鎌倉幕府の歴代将軍一覧』にあります。

もちろん、朝廷と幕府の将軍、幕府の将軍と鎌倉武士が対立することはありませんでした。

このころの幕府の将軍は、朝廷にとっても鎌倉武士にとっても害のない人を割り当てた緩衝地帯のような存在です。朝廷と鎌倉武士が対立したときに解決するほどの力はありません。

後鳥羽上皇と北条氏の戦が始まりそうになったころ、順徳天皇は父親と行動を共にするため息子(仲恭天皇)に天皇の位を譲って上皇になります。そのときの行動は積極的だったと言われ、父親に巻き込まれるという表現は間違いかもしれません。

部下の部下から佐渡島へ島流しされる

結果(承久の乱)は大惨敗。佐渡島に配流されることになりました。それ以降は、死去するまで21年間1度も佐渡島から出ることはありませんでした。

歴代天皇の中で、部下とガチンコ勝負をして負けて、部下から刑罰を食らうという屈辱を味わった天皇経験者たちはこの一件以外ありません。
その意味で稀有な存在でしょう。

宮家の始まり

順徳天皇の息子から宮家が始まったと言われます。宮家の始まりは諸説あって、順徳天皇の息子からというのが、説の中で一番古いです。

順徳天皇の息子たちの宮家はあまり長く続かなかったので確定できないのでしょう。

くわしくは『宮家とは何か?』にあります。

 

天皇・皇室に関する書籍
post-cta-image

天皇や、皇室に関する書籍をご紹介します。

内容がかんたんで頭に入りやすいものを選びました。かんたんだからと言って内容が薄いわけではありません。むしろ濃いくらいです。

日本人なら知っていてほしい天皇・皇室の基礎知識だけでなく、外国の人に説明できるくらいの知識が身に付くでしょう。


くわしくはこちら

SNSでも記事を配信しています。
コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

この記事を気に入ったらぜひシェアも!!