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太上天皇

天皇は仏教徒になるのが当たり前だった。2つの宗教を融合させる不思議。

天皇と仏教

かつて天皇は、退位して上皇になると出家するのがあたり前でした。というかそれが常識。

歴代天皇でもそんな時代のほうが長いです。でも今は、天皇が仏教徒になるという感覚がありません。

神仏習合という言葉あるので知っている人もいるでしょうが、天皇までとは...。

どうしてこうなっちゃったのでしょうか?

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第35代 皇極天皇。古代最大の事件が目の前で起きて責任を取って辞める

emperor kogyoku(saimei) image

皇極天皇(こうぎょく)は、古代最大のアクシデントで自分から天皇を辞めてしまった人です。

自分から辞めたのは歴代天皇で初めてのことでした。これを譲位といいます。もちろん、天皇だった人が生きているのも初めて。

先代の舒明天皇の皇后で歴史の教科書に出てくる中大兄皇子の母。

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第117代 後桜町天皇。最後の女帝、そして最後の院と呼ばれた上皇。

後桜町天皇 肖像画

後桜町天皇(ごさくらまち)は、明正天皇から119年ぶりに誕生した女帝です。いまのところ『最後の女帝』。

宮家から復帰させて即位させた光格天皇の教育係をするほどの人で、中継ぎ以上の働きをします。

そして、上皇を『』と呼ぶ、千年近くもつづいた習慣はこの人を最後にやめました。

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院政とは何だったのか?どうして『いんせい』というのか?なぜ上皇が出てきたのか?

Q&A image

院政は『いんせい』と読みます。

(上皇)の治』という意味で、藤原氏一強の摂関政治から天皇中心の政治システムに戻す流れの中で生まれました。

(天皇では心細いので必然と上皇がリーダーになる。)

実は、院政がなければ武家社会も生まれませんでした。どのようなものでしょうか?

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