ツイート
シェア
LINEで送る
B! はてぶでブックマーク
Pocketでブックマーク
RSSフィード

歴史について考える

日本の歴史を天皇を中心にして見ていきます。天皇を中心に見ていくと、

なぜ、院政というシステムができたのか?

なぜ、武士という階級が生まれたのか?

なぜ、明治維新という近代化が短期間でできたのか?

がひとつにつながって見えてきます。

第11代 垂仁天皇。ヤマト王権・2代目リーダー奮闘記。伊勢神宮を建て出雲大社を改装する。

emperor suinin image

垂仁天皇(すいにん)は、父・崇神天皇が作ったヤマト王権を引きつぎます。

その道はかんたんではなく、皇后を殺してしまった悲しい天皇でした。

一番の功績は伊勢神宮の創建でしょう。アマテラスを祀る場所が三重の伊勢にあるのはこの人のおかげ。また、出雲大社の大掛かりな改装もしました。

続きを読む

第10代 崇神天皇。存在が確認されている一番古い天皇。中興の祖。

emperor sujin image

崇神天皇(すじん)は、歴代のなかでもキーパーソンに位置づけられた天皇で、それは名前にもあらわれています。

『日本列島にはじめて国を作った天皇』『中興の祖』です。

愛の教育あり。R18指定のエピソードあり。そしてファンタジーな出来事も。

女王・卑弥呼と同時代の人です。

続きを読む

第40代 天武天皇。大偉業の道半ばに死す。皇親政治の始まり。

emperor tenmu image

第40代 天武天皇(てんむ)は、律令国家建設の大号令をかけて国づくりをおしすすめます。

日本の国のかたちをつくるという意味では明治維新に匹敵するかそれ以上かも。日本のもうひとつの近代化の父と言ってもいい。

ただ、多くの大号令をかけながら完成する前に亡くなってしまいましたが...

続きを読む

第40代 天武天皇。即位は正義か?裏切りか? 反乱軍の大将が勝って即位する。

emperor tenmu image

第40代 天武天皇(てんむ)は、古代最大の内戦、壬申の乱に勝って即位しました。

どうやって即位したかは日本書紀に書かれているのですが、天武天皇が号令をかけてその子孫が作ったものなので『勝者の歴史』ともいわれます。

勝利した天武天皇は日本で初めて関所を作りました。優秀な武人だった証拠。

続きを読む

第39代 弘文天皇。ほんとうに天皇なのか? 正規軍の大将が反乱軍に倒されて死す。

emperor koubun image

第39代 弘文天皇(こうぶん)は即位した記録がありません。ずっと歴代天皇に数えられていませんでした。

明治3年、明治天皇が『弘文』の諡(おくりな)をおくり、歴代天皇に加わりました。

大友皇子』(おおとも の みこ)のほうが知られています。

理由は簡単。弘文天皇を殺した人が直後に即位したから。

続きを読む

第38代 天智天皇。律令国家の基礎をつくる。近江令の制定。

emperor tenji image

これまで、天智天皇の怪しげな人物像ばかり言ってきましたが、重要なことをたくさんしています。

外交しかり。内政もしかり。

いちばんは近江令(おうみりょう)の制定・施行でしょう。近江令は日本最古の本格的な律令とも言われ、のちの律令国家建設のベースになりました。

続きを読む