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藤原冬嗣

内臣(うちつおみ)/ 内大臣ってなんだ? 大臣だけど大臣じゃない不思議な立場。

大極殿

今は大臣というと内閣の閣僚のことでたくさんいますが、明治維新より前までの律令制ではたった4人しかいませんでした。

そのひとりが内大臣。古代の飛鳥時代は内臣でした。

この内大臣、できたときから特殊です。最終的に大臣であって大臣じゃないようなものになりました。

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蔵人所(くろうどどころ), 天皇直属の情報秘匿機関。太政官の一角を崩すまでの存在になる。

大極殿

蔵人所は江戸時代以前の朝廷の役職でかなり重要なものだったんですが、設置されたのは平安時代に入ってからです。

しかも、緊急事態で。

天皇と上皇が大戦寸前まで行き、天皇が上皇に情報が漏れるのを阻止するために作りました。

緊急に作ったんですがそのまま常設になり強力な組織に変わります。

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藤原氏ってなんだ? どうして日本の政治の中心にいつづけたのか?

藤原氏

藤原氏は古代の中臣氏から始まり、平安時代には日本の政治のトップに君臨して、明治の近代化になるまで日本の政治の中心にいました。

1000年以上もつねに政治の中心に居続けた氏族は他にいません。

天皇の子孫の源氏平氏、圧倒的な力を持っていた戦国武将たちでもできませんでした。

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第56代 清和天皇。初めての幼帝。人臣摂政が初登場。武士の源氏のご先祖様。

清和天皇 肖像画

第56代 清和天皇(せいわ)は、初めて幼い子どもが即位した天皇です。そしてここで、初めて皇族以外の人臣が摂政になりました。藤原良房(ふじわら よしふさ)です。

清和天皇は最初の摂関政治の天皇で、鎌倉・室町・江戸幕府を開く源氏のご先祖様です。(清和源氏

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第54代 仁明天皇。『承和の変』で藤原一強がはじまる。摂関政治への布石。

japan's color image

第54代 仁明天皇(にんみょう)は、18年も天皇だったのに存在感がありません。

しょうがないです。藤原一強になるきっかけ『承和の変』が起きるなど、まわりの権力闘争が目立つので。

父の嵯峨上皇が凄すぎてやることがなく、『何をしたか?』よりも『何が起きたか?』がポイントになる天皇。

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第52代 嵯峨天皇。平安の基礎を作ったハイスペックな男。兄・平城上皇と大戦寸前の一触即発。

嵯峨天皇 肖像画

第52代 嵯峨天皇(さが)は子どものころから評価が高く、じっさい平安時代の基礎を作ったと言われる優秀な天皇です。

兄・平城上皇が挙兵したところ、素早い判断で坂上田村麻呂にまかせて大戦にならないように鎮めました。

天井知らずの能力を持っているのに調子に乗らないところもGood。

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