第43代 元明天皇(げんめい)は、710年の平城京遷都で有名ですが、息子から皇位を受け継いだ歴代天皇の中でもまれな女帝です。
(退位したときも母から娘へ継承した。これまた、まれな天皇。)
もう寿命が来てもおかしくない年齢で即位したので、途中で放り投げたように見える退位でした。
続きを読む第43代 元明天皇(げんめい)は、710年の平城京遷都で有名ですが、息子から皇位を受け継いだ歴代天皇の中でもまれな女帝です。
(退位したときも母から娘へ継承した。これまた、まれな天皇。)
もう寿命が来てもおかしくない年齢で即位したので、途中で放り投げたように見える退位でした。
続きを読む政治の実権は父の鳥羽上皇にあったため、近衛天皇(このえ)はほぼ表舞台に出ませんでした。政治の中心は藤原氏の内紛がメインになっていきます。
近衛天皇は自分の妻でさえ内紛のネタにされました。
この時代の天皇は存在感のある人が多いのに、15年も在位期間のある近衛天皇はほとんど見えません。
続きを読む白河天皇(しらかわ)は『ミスター院政』です。天皇を退いてから力を発揮し、60年近く君臨した化け物。
息子、孫、ひ孫を天皇に即位させ、その後見人になって政治の実権を握りました。これが院政の本格的なはじまりです。
また、武士が政治勢力になるきっかけになったという意味で、歴史的に大きなことをしました。
続きを読む今は、姓(せい、かばね)、氏(し、うじ)、名字(みょうじ)、苗字(みょうじ)に違いはありません。使い分けする必要もありません。
ただ、これらは生まれた時代や由来がちがいます。最初はそれぞれの意味もちがいました。
それでは、どのようにして生まれたのか見ていきましょう。
続きを読む醍醐天皇(だいご)は歴代天皇の中でただひとり民間人出身の天皇です。
父の宇多天皇は一時期、皇族を離れ民間人だったことがあり、そのときに生まれたのが醍醐天皇でした。
生まれたときは親王でなければ皇子でもありません。その一民間人が天皇になります。
大胆に改革を断行した天皇でした。
続きを読む元正天皇(げんしょう)は女帝で、歴代天皇で唯一、母から娘に皇位継承された天皇です。
元正天皇は、親兄弟、先祖のほとんどが天皇経験者で、家族構成がとても豪華な人でした。
また、平城京に遷都してすぐで、日本独自の文化をつくる直前の時代です。国家が成長するためのシステムを作っている最中で、ダイナミックな時代でした。
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