白河天皇(しらかわ)は『ミスター院政』です。天皇を退いてから力を発揮し、60年近く君臨した化け物。
息子、孫、ひ孫を天皇に即位させ、その後見人になって政治の実権を握りました。これが院政の本格的なはじまりです。
また、武士が政治勢力になるきっかけになったという意味で、歴史的に大きなことをしました。
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息子、孫、ひ孫を天皇に即位させ、その後見人になって政治の実権を握りました。これが院政の本格的なはじまりです。
また、武士が政治勢力になるきっかけになったという意味で、歴史的に大きなことをしました。
続きを読む後三条天皇(ごさんじょう)はミスター院政・白河法皇の父で、藤原氏の横暴な政治を止めさせようとした人です。
実績の割に知られていない人で、もっと知ってほしい天皇のひとり。
後三条天皇の朝廷改革がなければ摂関政治が衰えず、院政もなく、武士の世もなかったかもしれません。
時代の大変革の土台を作った偉大な人です。
続きを読む醍醐天皇(だいご)は歴代天皇の中でただひとり民間人出身の天皇です。
父の宇多天皇は一時期、皇族を離れ民間人だったことがあり、そのときに生まれたのが醍醐天皇でした。
生まれたときは親王でなければ皇子でもありません。その一民間人が天皇になります。
大胆に改革を断行した天皇でした。
続きを読む元正天皇(げんしょう)は女帝で、歴代天皇で唯一、母から娘に皇位継承された天皇です。
元正天皇は、親兄弟、先祖のほとんどが天皇経験者で、家族構成がとても豪華な人でした。
また、平城京に遷都してすぐで、日本独自の文化をつくる直前の時代です。国家が成長するためのシステムを作っている最中で、ダイナミックな時代でした。
続きを読む綏靖(すいぜい)、安寧(あんねい)、懿徳(いとく)、孝昭(こうしょう)、孝安(こうあん)、孝霊(こうれい)、孝元(こうげん)、 開化(かいか)。
第2代~第9代、8人の天皇は実在が確認されてない伝承上の天皇です。欠史八代(けっしはちだい)といいます。
これに初代 神武天皇(じんむ)を加えた9人の天皇が神話の世界、フィクションと言われ、実在が確認されているのは第10代 崇神天皇(すじん)からです。
続きを読む神武天皇(じんむ)は初代天皇なのに、神話上の人なのに、奇跡を起こさない、マッチョでもない、かっこいいヒーローでもありません。
特別な才能を発揮したわけでもない普通の人。たまに神話らしい神がかり的なこともありますが、そこまでミラクルを起こしているわけでもない。
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