ツイート
シェア
LINEで送る
B! はてぶでブックマーク
Pocketでブックマーク
RSSフィード

日本の歴史

承久の乱。官軍が賊軍にボコボコにされた唯一の出来事。武士が天皇を畏れなくなる瞬間。

鶴岡八幡宮

日本の歴史上で官軍が賊軍にコテンパンにやられたのは承久の乱(じょうきゅうのらん)以外にありません。

後鳥羽土御門順徳の3人の上皇が島流しの刑にあい、仲恭天皇が退位させられる異例の結果となりました。

ここから幕府にとって、天皇が畏れ多い存在でなくなり気兼ねなく口出しできる存在になっていきます。

続きを読む

鎌倉幕府成立は1192年に戻したほうが良い理由。いまや少数派になっちゃった話。

鎌倉大仏

いま学校で教える、日本史の鎌倉幕府の成立年は、正確には決められないそうです。一番多いのは1185年で、今まで教わってきた1192年は10%未満らしい。

これはおかしいです。かつての鎌倉幕府成立年の1192年にはちゃんと理由があります。ある人が1192年に死ななければ、どうなっていたか。

続きを読む

平治の乱。メインキャストは平清盛ではない。主役は天皇・上皇・貴族。

画 平治の乱

平治の乱(へいじのらん)は、平清盛が源頼朝を伊豆へ追い出し、義経を寺に入れ、源兄弟の父・義朝が殺されるところが有名です。

しかし、これはメインではありません。戦いのメインは後白河上皇二条天皇の対立で、内部の複雑な権力闘争です。

どさくさに紛れて力を発揮したのが平清盛で、いちばん得をしました。

続きを読む

保元の乱。上皇 vs 天皇から始まる天下分け目の大戦争。武士が政治の世界に進出する。

画 保元の乱

保元の乱(ほうげんのらん)は、鳥羽上皇崇徳上皇の親子ゲンカからはじまり、それが後白河天皇 vs 崇徳上皇の兄弟ゲンカになって大爆発します。

この戦は、皇族・貴族・武士、政治にかかわるすべての勢力が参加しました。ここまで日本を二分した例はほかにありません。

続きを読む