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歴史について考える

日本の歴史を天皇を中心にして見ていきます。天皇を中心に見ていくと、

なぜ、院政というシステムができたのか?

なぜ、武士という階級が生まれたのか?

なぜ、明治維新という近代化が短期間でできたのか?

がひとつにつながって見えてきます。

君臣の別(くんしんのべつ)の意味は? 差別の元凶と平等思想に見える不思議な言葉。

Q&A image

日本では、君主と民の関係は昔から独特でした。欧米のように契約関係もなく、絶対的な主従関係もありません。

それなのに、天皇と民の間には暗黙の信頼関係があります。

普通は結びつかないのに結ばれているところに『君臣の別』という考えがあります。皇位継承問題でも必要な考え方です。

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第76代 近衛天皇。藤原氏の権力闘争に巻き込まれる。左大臣に呪い殺された?

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政治の実権は父の鳥羽上皇にあったため、近衛天皇(このえ)はほぼ表舞台に出ませんでした。政治の中心は藤原氏の内紛がメインになっていきます。

近衛天皇は自分の妻でさえ内紛のネタにされました。

この時代の天皇は存在感のある人が多いのに、15年も在位期間のある近衛天皇はほとんど見えません。

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第75代 崇徳天皇。非業の死を遂げて大魔王になる。日本三大怨霊のひとり。

崇徳天皇肖像画

崇徳天皇(すとく)は、出生にただならぬスキャンダルがあり、生まれたときから父・鳥羽上皇に嫌われ、すべてを奪われる悲運の天皇です。

弟の後白河天皇と戦争をして負けて島流しされてしまい、最後は大魔王になって祟ります。

日本三大怨霊になっているところに、この人の人生が詰まってる。

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第74代 鳥羽天皇。コンプレックスを院政にぶつけた男。メンタル的に一番きつかったかも?

鳥羽天皇肖像画

ミスター院政白河上皇の孫・鳥羽天皇(とば)は、上皇に対するコンプレックスから自分の息子を嫌い、排除して『天下分け目』の大乱をまねいた天皇です。

お祖父ちゃんには複雑な感情をもちながら、政治的には同じような強烈な院政をした人。

味方でいて欲しい人が信じれないところが、想像しただけでもゲロ吐きそう。

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第73代 堀河天皇。院政の陰で自分の才能を磨く。妻はまるで親子の叔母。

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怪物政治家の白河天皇の息子・堀河天皇(ほりかわ)は、政治ではほとんど表舞台に立たず、学問と芸術にエネルギーを注いだ天皇です。

政治の実績もなく若くして亡くなり、また前後の天皇が強烈な個性をもっていたので存在感のない天皇になってしまいました。

それでも在位期間は22年と長い。(だけに存在感の薄さが目立つ。)

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第72代 白河天皇。院政の創始者。藤原一強時代を終わらせる。

白河天皇肖像画

白河天皇(しらかわ)は『ミスター院政』です。天皇を退いてから力を発揮し、60年近く君臨した化け物。

息子、孫、ひ孫を天皇に即位させ、その後見人になって政治の実権を握りました。これが院政の本格的なはじまりです。

また、武士が政治勢力になるきっかけになったという意味で、歴史的に大きなことをしました。

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