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中世 - 平安末期

平安末期は、日本で初めて武士が政治のトップに上り詰めた時代で、平清盛が初めて成し遂げました。

その後いろいろあって、源頼朝が鎌倉幕府を開いていくことになります。

しかしこの時代は、天皇・上皇中心の時代です。藤原氏に握られていた政治権力を取り戻そうと四苦八苦していました。

結局あーだこーだやってるうちに武士に取られましたが。

第81代 安徳天皇。平家待望の即位。しかし既に時遅し。平家といっしょに滅びる。

安徳天皇肖像画

平家待望の即位だった安徳天皇(あんとく)。しかし、流れは平家からはなれていました。時流に乗れなくて悲しい結末を迎えた天皇です。

歴代天皇の中で、権力闘争が原因で自殺した最後のケース。

平家の、平家による、平家のための天皇』だったので、平家の衰退に大きく左右されました。本人が意思表示をできないうちに命を落とします。

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鎌倉幕府成立は1192年に戻したほうが良い理由。いまや少数派になっちゃった話。

鎌倉大仏

いま学校で教える、日本史の鎌倉幕府の成立年は、正確には決められないそうです。一番多いのは1185年で、今まで教わってきた1192年は10%未満らしい。

これはおかしいです。かつての鎌倉幕府成立年の1192年にはちゃんと理由があります。ある人が1192年に死ななければ、どうなっていたか。

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第80代 高倉天皇。後白河法皇と平清盛が後見人。二人の対立でパニック!

高倉天皇肖像画

高倉天皇(たかくら)は後白河法皇と平清盛の後ろ盾で即位しました。

当時最強の布陣だったでしょう。しかし、最強の2人が対立したため、どうしていいか分からず苦悩の日々を過ごすことになります。

早死したのはメンタルが絶えられなかったんじゃないかと思うほど。

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第79代 六条天皇。史上最年少で即位(生後7か月)。3才で退位して上皇になる。

japan's color image

六条天皇(ろくじょう)は歴代天皇の中で史上最年少で即位(生後7か月)し、史上最年少で上皇(満3才3か月)になった人です。

あまりにも幼いため何もしていません。まわりの大人たちの都合で天皇になり上皇になりました。

というかこれ、しゃべれるようになる前に退位してないか? 絶対に本人は天皇だった自覚ない。

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第78代 二条天皇。狡猾な父に当たって砕ける。まっすぐで一本気な男。

二条天皇肖像画

二条天皇(にじょう)は、怪物・妖怪の後白河天皇の息子です。父とは真逆の性格で一本気のある男でした。

水と油のこの親子は、世間に知れ渡るほど仲が悪く、強大な父に真正面から立ち向かって見事な負けっぷりを見せてしまいます。

戦争に勝って権力闘争に負けた、なんとも言えない天皇。

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第77代 後白河天皇。平氏・源氏を手玉に取る曲者。稀代の大政治家。

後白河天皇肖像画

後白河天皇(ごしらかわ)は、平清盛、源頼朝のふたりを手玉に取った稀代の大政治家です。武家を利用しながら、利用されながら30年以上トップでありつづけました。

皇族同士、武士との権力闘争に明け暮れて、敵のいないことがありませんでした。歴代天皇の中でも激動の政治の中心にいた人です。

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